あすか薬、今期経常を11％上方修正

　あすか製薬 <4514> が2月1日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比86.4％増の32.2億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の19億円→21億円(前期は17.1億円)に10.5％上方修正し、増益率が10.8％増→22.4％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の0.5億円の赤字→1.4億円の黒字(前年同期は8.4億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比47.9％増の12.7億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の5.3％→11.5％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上が堅調に推移することに加え、販売費及び一般管理費が想定より下回ること等から、営業利益が前回発表予想を上回る見込みです。 一方、当社の持分法適用関連会社であるNeoASKA Pharma Private Limitedについて、新型コロナウィルス感染症によりインドでの事業進展が当面見込めないことから、持分法による投資損失を営業外費用として計上したため、経常利益は前回発表予想から小幅な増加に留まる見込みです。 また当社が保有する投資有価証券の一部を売却することを予定しており、それに伴う特別利益を2021年３月期第４四半期会計期間で計上することを見込んでおります。※上記の予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、様々な不確定要素が内在しておりますので、実際の業績はこれらの予想数値とは異なる場合があります。