大日住薬が４日ぶり反発、伊アンジェリーニ社と「ラツーダ」の欧州販売で提携

　大日本住友製薬<4506.T>が４日ぶりに反発している。２１日の取引終了後、イタリア製薬大手のアンジェリーニ社と、非定型抗精神病薬「ラツーダ」（一般名：ルラシドン塩酸塩）の欧州における販売拡大を目的に、提携契約を締結したと発表しており、欧州事業強化につながるとの見方から買いが入っている。

　今回の契約は、アンジェリーニ社に対して、欧州２９カ国およびトルコにおけるラツーダの独占的販売権を許諾し、ラツーダの欧州の販売許可承認をアンジェリーニ社に移管するというもの。これに伴い大日住薬は、製剤バルク（当初は完成品）をアンジェリーニ社に供給することになる。なお、既販売国である英国、スイス、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、デンマークおよびオランダにおいては引き続き大日住薬グループの欧州法人が販売を継続する。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）