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マクアケのニュース
多忙な会社員生活をしながら株を始め、10年で億に。そして専業投資家に転身し、「新高値ブレイク投資塾」を主宰し、投資教育にも力を入れるDUKE。さん。2.7万人のフォロワーを抱えるツイッター(@investorduke)を運営。新高値で買って、さらに高い価格で売るという「新高値ブレイク投資術」で成果をあげられたDUKE。さんが、2020年にどのような投資を行っていたのかをお伺いしてみました。
■相場の全体観について
2020年は、コロナショックの影響による半値~3割ほどの株価の下落は珍しくない相場でしたが、そんな中、DUKE。さんの個人的な感覚として、コロナ前の高値をいち早く奪還した銘柄はその後も相対的に上値が伸びやすいという経験則があるとのことです。そこで立ち上がりの早い業界として、情報通信セクターを中心に銘柄を探していたとのこと。そこで、具体的にどのような銘柄を売買していたのかをお伺いしてみました。
■マクアケ<4479>
IPO直後からチェックしていたというマクアケ<4479>。新型コロナウイルスによる店舗営業の自粛がネットショップ事業を展開する同社にとって追い風となりました。2020年に同社のファンダメンタルズが良かったことに加えて、チャートが「カップウィズハンドル」を形成していたことも買った際のポイントだったとのこと。「カップウィズハンドル」とは、コーヒーカップのような形のチャートを形成している状態であることから名づけられており、リスクを抑えてエントリーできるパターンを指します。高値をブレイクしても全ての株が上昇するわけではなく、ブレイクした後に失速してしまうダマシもよく起こります。そこで、勝率を高めるために、ブレイク後に株価が急騰するチャートのポイントの1つとして、DUKE。さんは注目しているのだそうです。同社の株価は2020年2月5日から4月16日の間にカップウィズハンドルを形成しました。ぜひみなさんもチャートを調べてご覧になってみてください。流れを確認すると、株価は2月5日の高値から調整をはじめ、3月23日にカップの底を形成、この時点でカップの左が完成したことになります。そこから4月9日にかけて再び上昇し、カップの右側を形成。そこから一週間ほどのもみ合いに入ります。前回の高値を消化する期間、つまり、前回の高値を覚えている投資家の方たちが売りを出すポイントです。その後4月17日(終値4,340円)に前回の高値をブレイクしたところを買い時として、それ以降DUKE。さんは何回かにタイミングを分けて買ったとのこと。その後、急騰した2020年8月21日(終値10,060円)あたりで数回に分けて売却したとのことです。株価は約2倍になりました。
■テラスカイ<3915>
先述した通り、注目されていた情報通信セクターで、かつDXというテーマ性もある同社。2020年7月15日の1Q決算がコロナ環境下の中でも非常に良好であり、DUKE。さんにとっては珍しく、決算後に飛びつき買いをしたと話します。1Qの決算内容として、減益予想がいきなり増益予想に変わる内容であり、営業利益率は11%と、4年ぶりに2桁にのせているなどポジティブな内容で、決算翌日にすぐ買いに行きたいと考えたと話します。そして2020年7月16日(終値3,280円)に買った後、8月下旬と9月下旬の株価5,000円を超えて急騰したポイント、そして、前回安値を下回った2020年10月30日(終値4,410円)以降に数回にわけて売却したとのことです。結果、急上昇の起点となるポイントで買うことに成功しています。
■レーザーテック<6920>
半導体検査装置を作っているメーカーで、世界シェア100%の製品をいくつも扱う同社。5Gの普及による世界的な半導体需要の伸びを受けて注目されています。こちらもチャートが「カップウィズハンドル」を形成していたことがポイントの1つとなったとのこと。新型コロナウイルスの影響で株価は2020年2月13日から3月13日にかけてずっと下落していましたが、4月8日にそれまでの2週間のもみ合いをブレイクしたタイミングと、もみ合いを経て2020年4月15日に再び高値をブレイクしたタイミングで買ったとのこと。そして前回の安値を割った7月17日に、オランダの半導体関連装置メーカーのASMLの決算内容を見て、すべて売却して利益確定したとのことです。
■DUKE。さんの銘柄メモ
DUKE。さんは上記でご紹介した取引の記録よりもさらに詳細なものをメモとして残されていました。会社の成長理由、年率何%の成長が期待できるのか、株価上昇のシナリオ、目標株価などをチャートや決算書などの資料を交えて記録しており、その詳細な内容からDUKE。さんの几帳面さを感じました。また売買をした日には必ず日記をつけているとのことで、なぜ買うのか、なぜ買ったのかを書き残していると話します。順調に億投資家になられたように思えるDUKE。さんですが、実は投資を始めてからの6年間、小泉郵政相場とその後のリーマンショックを経て、資産増加はほぼゼロだったとのことです。ですがその間も、日記や記録は残し続け、失敗も次に活かす材料にしていたとお聞きし、投資は常に勉強と努力が必要なものなのだと実感させられたインタビューでした。
DUKE。プロフィール
個人投資家。100名の億り人を輩出を目指す「新高値ブレイク投資塾」を主宰。米国公認会計士。慶應義塾大学を卒業後、東証1部上場企業に入社。管理会計、経営計画に長く携わり、経営陣への収益分析報告の責任者を務める。2003年、結婚と同時に株式投資を始める。ライブドアショック、リーマンショックなどで手痛い大失敗を繰り返すも、ウィリアム・オニールの投資法に出合い、開眼。以来、自身の「新高値ブレイク投資術」の改善を続けている。2014年に株式投資での累計利益が1億円を突破。2015年、資産2億円を達成。2016年、年収億超えを達成し専業投資家へ。超富裕層。著書『1勝4敗でもしっかり儲ける新高値ブレイク投資術』はベストセラーに。新高値ブレイク投資塾:https://investorduke.com/school/ Twitter:@investorduke
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■相場の全体観について
2020年は、コロナショックの影響による半値~3割ほどの株価の下落は珍しくない相場でしたが、そんな中、DUKE。さんの個人的な感覚として、コロナ前の高値をいち早く奪還した銘柄はその後も相対的に上値が伸びやすいという経験則があるとのことです。そこで立ち上がりの早い業界として、情報通信セクターを中心に銘柄を探していたとのこと。そこで、具体的にどのような銘柄を売買していたのかをお伺いしてみました。
■マクアケ<4479>
IPO直後からチェックしていたというマクアケ<4479>。新型コロナウイルスによる店舗営業の自粛がネットショップ事業を展開する同社にとって追い風となりました。2020年に同社のファンダメンタルズが良かったことに加えて、チャートが「カップウィズハンドル」を形成していたことも買った際のポイントだったとのこと。「カップウィズハンドル」とは、コーヒーカップのような形のチャートを形成している状態であることから名づけられており、リスクを抑えてエントリーできるパターンを指します。高値をブレイクしても全ての株が上昇するわけではなく、ブレイクした後に失速してしまうダマシもよく起こります。そこで、勝率を高めるために、ブレイク後に株価が急騰するチャートのポイントの1つとして、DUKE。さんは注目しているのだそうです。同社の株価は2020年2月5日から4月16日の間にカップウィズハンドルを形成しました。ぜひみなさんもチャートを調べてご覧になってみてください。流れを確認すると、株価は2月5日の高値から調整をはじめ、3月23日にカップの底を形成、この時点でカップの左が完成したことになります。そこから4月9日にかけて再び上昇し、カップの右側を形成。そこから一週間ほどのもみ合いに入ります。前回の高値を消化する期間、つまり、前回の高値を覚えている投資家の方たちが売りを出すポイントです。その後4月17日(終値4,340円)に前回の高値をブレイクしたところを買い時として、それ以降DUKE。さんは何回かにタイミングを分けて買ったとのこと。その後、急騰した2020年8月21日(終値10,060円)あたりで数回に分けて売却したとのことです。株価は約2倍になりました。
■テラスカイ<3915>
先述した通り、注目されていた情報通信セクターで、かつDXというテーマ性もある同社。2020年7月15日の1Q決算がコロナ環境下の中でも非常に良好であり、DUKE。さんにとっては珍しく、決算後に飛びつき買いをしたと話します。1Qの決算内容として、減益予想がいきなり増益予想に変わる内容であり、営業利益率は11%と、4年ぶりに2桁にのせているなどポジティブな内容で、決算翌日にすぐ買いに行きたいと考えたと話します。そして2020年7月16日(終値3,280円)に買った後、8月下旬と9月下旬の株価5,000円を超えて急騰したポイント、そして、前回安値を下回った2020年10月30日(終値4,410円)以降に数回にわけて売却したとのことです。結果、急上昇の起点となるポイントで買うことに成功しています。
■レーザーテック<6920>
半導体検査装置を作っているメーカーで、世界シェア100%の製品をいくつも扱う同社。5Gの普及による世界的な半導体需要の伸びを受けて注目されています。こちらもチャートが「カップウィズハンドル」を形成していたことがポイントの1つとなったとのこと。新型コロナウイルスの影響で株価は2020年2月13日から3月13日にかけてずっと下落していましたが、4月8日にそれまでの2週間のもみ合いをブレイクしたタイミングと、もみ合いを経て2020年4月15日に再び高値をブレイクしたタイミングで買ったとのこと。そして前回の安値を割った7月17日に、オランダの半導体関連装置メーカーのASMLの決算内容を見て、すべて売却して利益確定したとのことです。
■DUKE。さんの銘柄メモ
DUKE。さんは上記でご紹介した取引の記録よりもさらに詳細なものをメモとして残されていました。会社の成長理由、年率何%の成長が期待できるのか、株価上昇のシナリオ、目標株価などをチャートや決算書などの資料を交えて記録しており、その詳細な内容からDUKE。さんの几帳面さを感じました。また売買をした日には必ず日記をつけているとのことで、なぜ買うのか、なぜ買ったのかを書き残していると話します。順調に億投資家になられたように思えるDUKE。さんですが、実は投資を始めてからの6年間、小泉郵政相場とその後のリーマンショックを経て、資産増加はほぼゼロだったとのことです。ですがその間も、日記や記録は残し続け、失敗も次に活かす材料にしていたとお聞きし、投資は常に勉強と努力が必要なものなのだと実感させられたインタビューでした。
DUKE。プロフィール
個人投資家。100名の億り人を輩出を目指す「新高値ブレイク投資塾」を主宰。米国公認会計士。慶應義塾大学を卒業後、東証1部上場企業に入社。管理会計、経営計画に長く携わり、経営陣への収益分析報告の責任者を務める。2003年、結婚と同時に株式投資を始める。ライブドアショック、リーマンショックなどで手痛い大失敗を繰り返すも、ウィリアム・オニールの投資法に出合い、開眼。以来、自身の「新高値ブレイク投資術」の改善を続けている。2014年に株式投資での累計利益が1億円を突破。2015年、資産2億円を達成。2016年、年収億超えを達成し専業投資家へ。超富裕層。著書『1勝4敗でもしっかり儲ける新高値ブレイク投資術』はベストセラーに。新高値ブレイク投資塾:https://investorduke.com/school/ Twitter:@investorduke
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