扶桑化学が１２月７日付で東証１部または２部に市場変更、４００万株の公募増資なども発表

　扶桑化学工業<4368.T>がこの日の取引終了後、東京証券取引所の承認を受けて、１２月７日付でジャスダック市場から東証１部または２部に市場変更することになったと発表した。同社は、食品などに使用される果実酸類の大手で、ウエハ研磨剤原料なども展開。１６年３月期連結業績は、売上高３５５億円（前期比１０．２％増）、経常利益６５億円（同１７．７％増）を見込んでいる。
　また、市場変更を記念して、期末配当を５円増額するとともに、記念配当１０円を実施するとあわせて発表した。これにより期末配当は２５円（従来予想１０円）となり、年間配当は３５円（従来予想２０円、前期１８円）を予定している。
　さらに、市場変更に伴い、４００万株の公募増資と、１００万株の売り出し、７５万株を上限とするオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表した。これによる手取り概算額５６億９６３６万円については、設備資金や関係会社投融資、運転資金などに充当するという。

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）