ダイトーケミ、今期経常を10％上方修正、配当も1円増額

　ダイトーケミックス <4366> [東証２] が10月29日後場(13:40)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比15.1％増の3.4億円に伸び、従来の49.7％減益予想から一転して増益で着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の5億円→5.5億円(前期は8.2億円)に10.0％上方修正し、減益率が39.1％減→33.0％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比60.4％減の2億円に大きく落ち込む計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の7円→8円(前期は10円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比4.8倍の1.9億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.5％→6.2％に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　３．差異が生じた理由および修正の理由当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、経費等を削減したことにより、営業利益、経常利益が前回公表予想を上回りました。さらに、2018年度に発生しました台風被災の保険差益を特別利益へ計上したことにより、親会社株主に帰属する四半期純利益も前回公表予想を上回りました。また、通期連結業績予想につきましては、第2四半期連結累計期間の実績を踏まえ、前回予想を修正するものであります。