Ｊストリームが続急伸で新値追い、ライブ配信急増で２０年３月期経常は１２期ぶり最高益更新

　Ｊストリーム<4308.T>が続急伸し、連日で年初来高値を更新している。４月３０日取引終了後に発表した２０年３月期の連結経常利益は５億６２００万円（前の期比７６．２％増）と従来予想の４億３０００万円を大きく上回り、１２期ぶりに過去最高益を更新したことが好材料視された。

　昨年８月末に連結子会社化したビッグエムズワイの業績が想定より伸びたことが寄与。また、新型コロナウイルス感染症対策としてライブ配信やイベントの事前映像収録などの引き合いが急増するなか、医薬業界を中心に多くの新規案件を獲得したうえ、コンテンツ視聴の拡大でデータ流量が増加したことも収益を押し上げた。併せて、従来未定としていた前期の期末一括配当を６円５０銭（前の期は５円１０銭）実施する方針を示した。なお、２１年３月期の業績見通しは開示しなかった。

出所：MINKABU PRESS