竹本容器、今期経常を4％上方修正、配当も2円増額

　竹本容器 <4248> [東証２] が12月16日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。16年12月期の連結経常利益を従来予想の11.8億円→12.3億円(前期は12.7億円)に4.5％上方修正し、減益率が7.0％減→2.8％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4.3億円→4.9億円(前年同期は6.2億円)に12.1％増額し、減益率が30.4％減→21.9％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の28円→30円(前期は28円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　平成28年11月10日に公表いたしました当第３四半期累計期間の連結業績並びに最近の売上高及び受注の状況を勘案したところ、通期の業績予想は上記の通りとなりました。売上高ならびに各利益項目の増減率は業績修正が求められる水準にいたっておりませんが、当社は配当性向を重視した利益還元方針を有しており、修正後の親会社株主に帰属する当期純利益の額を勘案した場合に配当予想金額が変更となるため、その前提となる通期の連結業績予想を修正するものです。

　　当社グループは、株主の皆様に対する利益還元の実施を経営の重要課題として位置づけるとともに、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、配当性向水準に留意し、業績に対応した成果の配分を行うことを基本方針としております。通期の連結業績予想の変更に伴い、当社が目標とする年間の配当性向水準を充足するため平成28年12月期期末配当金を前回予想の１株当たり14円から２円増額の１株当たり16円とし、年間の配当金額を１株当たり30円に修正いたします。