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タキロンCI Research Memo(4):高度な樹脂加工技術が最大の強み

配信元:フィスコ
投稿:2024/07/18 15:04
*15:04JST タキロンCI Research Memo(4):高度な樹脂加工技術が最大の強み ■事業概要

2. タキロンシーアイ<4215>の強み
同社全体の強みとしては、(1) 様々な事業におけるトップシェア製品群とそうした製品群に基づくブランド力、(2) 長年培われた高度な樹脂加工技術、(3) 成長分野への積極的な投資にある。トップシェアの製品には、建築資材事業のポリカーボネート樹脂板、防滑性ビニル床シート、環境資材事業の農業用フィルム、遮水シート、止水板、水膨張性止水材、高機能材事業の工業用プレート、制電プレート、高品質メガネ向けアセテート板などがある。様々な分野に使われる樹脂加工製品において数多くのトップシェア製品を有していることは、「タキロンシーアイ」というブランド力を一層強化し、持続性のある利益基盤を構築することになる。

こうしたトップシェアの製品をいくつも開発できる背景には、長年培われてきた高度な樹脂加工技術があり、最大の強みと言うことができる。床シートに耐候性・耐摩耗性に優れた粉体成形技術を使い、表面が削れても色柄が変わらず、意匠性が高い製品を実現した。農業用フィルムには袋状のフィルムに特化したインフレーション成形技術を使用、業界で初めて五種五層成形を実現し、農産物の栽培環境の改善に貢献している。水膨張性止水材には異なる性能を持つ複数の樹脂を同一断面に一体化する異形押出成形技術を使い、独自発想の特殊な形状の止水材の製造を実現した。工業用プレートには国内でも数少ないプレス成形技術が使われており、加熱伸縮のタテ・ヨコ差が少なく外観の良い高品質なプレートを実現した。そのほか、内外装用化粧フィルム向けカレンダ成形、波板やシュリンクフィルム向けシート・フィルム押出成形、管工機材向け射出成形などに加え、真空成形や回転成形、中空成形、スパイラルワインディング成形、複合押出成形(鋼管・鉄線被覆成形)、固形押出成形といった多彩な樹脂加工技術を有しており、同社樹脂製品の付加価値を高めている。

成長分野への積極的な投資も同社の強みと言える。同社は、難燃プレートや制電プレートといった製品で、半導体やフラットパネルディスプレイの製造のバリューチェーンに深く入り込んでいる。同社が製造したプレートは、プレート加工メーカーに納品されてユーザーの要求にあった形状に加工され、半導体製造装置や半導体工場の必須部材として使用される。現在、半導体製造の国内回帰の流れもあって、半導体製造工場向けの各種部材の需要が増えており、これに対応して同社は増強投資を行っているところである。また、成長に向けてM&A投資も積極的である。これまでも数多くのM&Aを成功させてきたが、現在も各事業において常時複数のM&A案件の検討を進めている。直近では、2024年3月に住友化学(株)100%子会社サンテーラ(株)から農業用ポリオレフィンフィルム事業を承継した。これにより、競合他社の事業再編により明け渡していたトップシェアの座を取り戻し、さらなる事業拡大を目指している。こうした積極的な成長投資によって、トップシェア製品を含めた既存製品のシェア拡大や、シナジーの期待できる分野への参入、新技術獲得による研究開発力の強化などを推進する考えである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)


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配信元: フィスコ
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