大有機、今期経常を26％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額

　大阪有機化学工業 <4187> が5月21日大引け後(16:30)に業績・配当修正を発表。21年11月期の連結経常利益を従来予想の48.4億円→61億円(前期は46.1億円)に25.9％上方修正し、増益率が5.1％増→32.3％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
　同時に、12-5月期(上期)の連結経常利益も従来予想の24.8億円→31億円(前年同期は24.5億円)に24.9％上方修正し、増益率が1.0％増→26.2％増に拡大し、従来の2期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。

　業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の24円→25円に増額し、下期配当も従来計画の24円→25円に増額修正した。年間配当は50円(前期は46円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年11月期第２四半期及び通期の業績につきましては、自動車塗料用や光学材料向け粘着剤用を中心に化成品事業の販売が回復したことや、半導体材料や表示材料等の電子材料事業の需要が好調に推移したことなどから、売上及び利益面で前回発表予想を上回る見込みとなり、業績予想を修正することにいたしました。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在で入手可能な情報に基づき算出しております。実際の業績は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。

　　当社は、長期的な観点に立ち財務体質と経営基盤の強化を図るとともに、株主の皆様へ安定的かつ継続的な利益還元を実施することを経営の重要課題として位置付けております。会社の業績や今後の事業計画に備えた内部留保の充実等を勘案してバランスをとりつつ、配当性向30%を重要な指標のひとつとし、業績に応じた配当額を決定いたします。　2021年11月期第２四半期の１株当たりの配当金につきましては、当初24円を予想しておりましたが、上記業績予想の修正に記載のとおり、利益が前回予想を上回る見込みとなりましたので、1円増配して25円といたします。また、期末の配当予想につきましても、同様の理由から前回予想の24円から1円増配して25円といたします。従いまして年間の配当予想は50円となります。（注）上記の配当績予想は、本資料の発表日現在で入手可能な情報に基づき算出しております。実際の配当は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。