日本触媒のニュース
機能性化学品の強力なグロバール企業へ
【三洋化成との経営統合に向けての思惑】
高吸水性樹脂の世界最大手。バリュー投資で知られる英シルチェスター・インターナショナル・インベスターズ・エルエルビーが大量保有報告書を提出、9.41%保有が明らかに。(1)昨年5/20日提出分で5.05%から6.10%に上げ、(2)6/5日提出分で7.24%に。(3)9/6日提出分で8.28%としていたが、8カ月ぶりに提出された今回は9.41%となっている。
4/7日から5/12日までの22営業日中10営業日で買い付け。全く売りを出さず、全て買い。直近12日分は、市場内で2万8300株、市場外で3万1700株の買い付け。その日は、前夜の米国株大幅安から日経平均が一時310円安まで売られた日(引けは99円安)だったが、日本触媒は大引け370円高(7.1%高)と逆行高で上放れた経緯がある。
当初予定された三洋化成との経営統合は10月予定から来年4月へと半年間延期。
両社の経営トップが経営統合自体は揺るがない旨をコメントしている。シルチェスターが日本触媒のみを買い進んでいる(それも発行済み株式の10%に迫る水準まで)ということを踏まえれば、あるいは新しい統合比率が有利になるといった思惑が生じる余地があるのかも知れない。
2/13に「全固体電池用電解質膜の高性能化に成功」と発表して注目されるなど手掛かり材料豊富。三洋化成との経営統合が実現すれば、機能性化学品等の強力なグローバル企業誕生となる。
【アナリストの高い評価】
確かに足元の業績は厳しいが、緊急事態宣言が出た後の4/9付でゴールドマン・サックス証券が6,100円目標、4/13付でSMBC日興証券が6,100円目標を掲げていた。目標株価自体は引き下げられたものだが、投資判断最上位は継続されている。2月に大幅な収益下方修正を発表したが、アナリスト評価は決して悪くない。
【テクニカル】
昨年10月高値8960円から3/17安値4290円まで半値以下まで売られた後、5/14の戻り高値5580円でも押し幅に対する戻り率27.6%と1/3以下の水準に位置。中勢底値圏と見られるこの場面は買い好機。
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