保土谷化が急反落、１８年３月期業績予想を上方修正も市場予想に届かず失望感

　保土谷化学工業<4112.T>が急反落。１０月３１日の取引終了後、１８年３月期の連結業績予想について、売上高を３５５億円から３８２億円（前期比１０．０％増）へ、営業利益を１３億円から３７億円（同７３．８％増）へ、純利益を６億円から２０億円（同２．５％増）へ上方修正したが、営業利益で５０億円弱を見込んでいた市場予想を下回ったことから、失望売りが出ているようだ。

　上方修正は、有機ＥＬ材料や色素材料の需要増加を主因とした機能性色素セグメントの伸長を牽引役に、上期の営業利益が従来の通期予想を上回って着地したことや、足もとの業績動向を精査したとしている。なお、第２四半期累計（４～９月）連結決算は、売上高１８９億３８００万円（前年同期比２０．８％増）、営業利益２０億４７００万円（同３．９倍）、純利益１６億３７００万円（同４．３倍）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）