カーバイド、今期経常を一転26％増益に上方修正、配当も5円増額

　日本カーバイド工業 <4064> が2月4日大引け後(16:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の29.9億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の27億円→36億円(前期は28.5億円)に33.3％上方修正し、一転して26.2％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の7.6億円→16.6億円(前年同期は22.8億円)に2.2倍増額し、減益率が66.4％減→27.0％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→55円(前期は40円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比25.4％増の10.6億円に伸びたが、売上営業利益率は前年同期の7.1％→7.1％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース