クレハ、前期最終を16％下方修正

　クレハ <4023> [東証Ｐ] が4月27日大引け後(15:00)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。23年3月期の連結最終利益を従来予想の200億円→168億円(前の期は141億円)に16.0％下方修正し、増益率が41.2％増→18.6％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の78.1億円→46.1億円(前年同期は58.3億円)に41.0％減額し、一転して21.0％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　今年度の利益予想は、リチウムイオン電池バインダー向けフッ化ビニリデン樹脂の販売減少に加えて、業務用食品包装材分野における熱収縮多層フィルム製造設備での減損損失（約21億円）の計上等により、営業利益、税引前利益及び親会社の所有者に帰属する利益は前回予想を下回る見込みです。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。