住友化が３日続伸、タンザニアに子会社設立を好感

　住友化学<4005.T>が３日続伸。この日、タンザニアのアルーシャに、農業化学品の市場調査と研究・開発を目的とした子会社「住友化学イーストアフリカ社」を設立したと発表しており、アフリカ事業の拡大を期待した買いが入っているようだ。新会社は水稲やコーンなどの農作物を対象に市場調査、研究・開発を行い、市場性を見極めた上で、農薬などの農業化学品を販売する計画だという。
　アフリカは人口増加などに伴い、２０３０年までに農業や農産物市場の規模が1 兆ドルを超える潜在力があるとされるほか、食用穀物の栽培に適した未耕作地の面積が全世界の５０％を超える４億５０００万ヘクタールに上るといわれている。そのため、今後農地や農業化学品市場の拡大が見込まれることから、同社では新会社を設立したとしている。

住友化の株価は１４時７分現在３８３円（△１１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）