オークネット、今期経常を29％上方修正（訂正）

　オークネット <3964> が11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比47.1％増の27.4億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の26.8億円→34.5億円(前期は26.3億円)に28.9％上方修正し、増益率が1.9％増→31.4％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8.7億円→16.5億円(前年同期は13.1億円)に88.4％増額し、一転して26.3％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比72.4％増の9.4億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の10.3％→18.6％に急上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　第２四半期連結累計期間までの業績は好調に推移した一方で、新型コロナウイルス感染症拡大の影響は予断を許さない状況にあったことから、2020年２月14日に公表いたしました2020年12月期の連結業績予想を据え置いておりました。第３四半期連結累計期間におきまして、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けていた四輪事業、その他情報流通事業の中古バイク、花きは、市場動向の緩やかな回復により改善がみられました。また、デジタルプロダクツ事業、その他情報流通事業のブランド品は、オンラインオークションの優位性を発揮し、引き続き、堅調に推移しております。売上高につきましては、2020年７月に子会社化した株式会社東京砧花き園芸市場と９月に子会社化した株式会社ギャリーレアが連結財務諸表上加算されること、デジタルプロダクツ事業、その他情報流通事業のブランド品が引き続き堅調に推移することを見込んでおります。利益につきましても、売上が堅調に推移されることや、販売費及び一般管理費の削減や業務効率化の対応を積極的に行ったことから、第３四半期決算時点において、既に通期業績予想数値を超えて進捗しております。以上の事由により、当社グループの2020年12月期の連結業績予想を修正いたしました。また、2020年12月期の期末配当金につきましては、1株当たり10円（年間20円）の従来予想から変更はありません。※ 上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後さまざまな要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。