ＭＤＶが大幅続伸、医療従事者向け実臨床データ検索サービスの試験運用を開始

　メディカル・データ・ビジョン<3902.T>が大幅続伸。午前１０時４０分ごろ、ｉＰａｄを活用した医師を中心とした医療従事者向け実臨床データ検索サービスの試験運用を、７月から７病院で開始すると発表しており、これを好感した買いが入っている。

　同サービスは、患者の薬剤処方実績や入院後続発症の実態などの情報が確認できる医療従事者向けの実臨床データ検索サービス。今回の試験運用では、まず症例数の多い５領域（がん、循環器、消化器、呼吸器、糖尿病代謝障害）に限定した情報を、急性期病院７病院の医師などにｉＰａｄを介して提供。ｉＰａｄを活用することで、サービス提供の利便性を高めるとともに、セキュアな運用環境を担保するとしており、医療従事者にとっては、薬剤を選択する際や患者への処方説明の際の一助となることが期待されている。

　なお、今後は、秋頃の正式なサービス提供を経て、データの利活用に関する新たなノウハウを蓄積するとともに、Ａｐｐｌｅが開発・提供するｉＯＳプラットフォームをより活用したサービス展開を計画しているとしている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）