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*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント~金利上昇が相場全体の重荷に~
20日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■金利上昇が相場全体の重荷に
■ディスコ、2Q営業利益 18.0%減 450億円
■前場の注目材料:いすゞ自、米充電大手と協業、EVトラック拡販へ
■金利上昇が相場全体の重荷に
20日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極めつつも、積極的な売買が手控えられやすい相場展開になりそうだ。19日の米国市場はNYダウが250ドル安、ナスダックは128ポイント安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演では、長期債利回りの上昇で利上げの必要性が低下する可能性に言及し、一時上昇する場面が見られた。しかし、高いインフレが依然リスクで、経済の強さが続いた場合は追加利上げが正当化されるとの見解を示したことから、米長期金利が再び上昇するに連れて売りに転じた。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比85円安の31315円。円相場は1ドル149円80銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売りが先行することになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時31730円まで買われる場面も見られたが、引けにかけて軟化した。前日の時間外取引で売られた米テスラは9%を超える一段安となるなか、日経平均は前日の大幅な下げに対する自律反発が意識されるものの、押し目狙いの買いは限られそうだ。反対に米長期金利が5.0%に接近するなど、金利上昇が相場全体の重荷になりそうだ。
昨日の日経平均はマドを空けての下落で、ボリンジャーバンドの-1σ水準まで下げてきた。いったんは反発が意識されやすい水準ではあるが、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から同水準を明確に下放れてくる可能性が高まった。そのため方向性としては節目の31000円が意識されやすく、先物主導での売り仕掛け的な動きには注意しておきたい。東証プライムの売買高は12億株程度と薄商いであり、より先物での短期的な売買の影響を受けやすくなるだろう。
インデックスに絡んだ商いから全体としては手掛けづらく、物色は個別に材料のある銘柄での、短期的な値幅取り狙いの売買が中心になりそうだ。インデックス売買の影響を避ける狙いから中小型株にシフトしやすい面はあるものの、マザーズ指数が年初来安値を更新するなど個人投資家の需給状況は悪化していると考えられ、低位材料株などへの短期物色にとどまりそうだ。
■ディスコ、2Q営業利益 18.0%減 450億円
ディスコ<6146>が発表した2024年3月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比9.3%減の1262.60億円、営業利益は同18%減の450.09億円だった。精密加工装置の出荷はパワー半導体向けを中心に底堅く推移した。また、消耗品である精密加工ツールの出荷は顧客の設備稼働率に連動して緩やかな上昇基調で推移。為替の影響や改善活動の継続、高付加価値製品は増加したが、販売管理費の増加により営業利益は減益となった。
■前場の注目材料
・1ドル=149.80-90円
・米原油先物は上昇(88.37、+1.10)
・活発な自社株買い
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・いすゞ自<7202>米充電大手と協業、EVトラック拡販へ
・NTT<9432>NTT法見直し議論ヤマ場、自民PT調査、廃止か一部改正に注目
・日揮HD<1963>JERAとインドネシアでCCS事業化へ調査
・日野自<7205>きょうから国内1工場と関連ライン停止、補修用工具不足で
・ホンダ<7267>GMと自動運転タクシー提供、26年都心で開始
・ヤマトHD<9064>ホンダと交換電池EVで集配実証、来月から
・関西電力<9503>JFEスチールと、CCS共同調査で覚書
・日本ガイシ<5333>ポーランドでロボ人材増強、人件費高騰、省人化に対応
・小糸製作所<7276>デンソーと夜間の物体認識率向上、高精細ADB開発加速
・日立造船<7004>燃焼画像認識の実証開始、大型炉の安定燃焼で発電ロス減
・航空電子<6807>車載用フィルムヒーター試作、格子状配線で均一に発熱
・大日本印刷<7912>個別に最適化し動画生成、イスラエル社と協業
・日本製紙<3863>エリート苗木を量産、年1000万本へ推進室設置
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 9月全国消費者物価コア指数(前年比予想:+2.7%、8月:+3.1%)
<海外>
・10:15 中・1年物ローンプライムレート(現行3.45%) <ST>
■金利上昇が相場全体の重荷に
■ディスコ、2Q営業利益 18.0%減 450億円
■前場の注目材料:いすゞ自、米充電大手と協業、EVトラック拡販へ
■金利上昇が相場全体の重荷に
20日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極めつつも、積極的な売買が手控えられやすい相場展開になりそうだ。19日の米国市場はNYダウが250ドル安、ナスダックは128ポイント安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演では、長期債利回りの上昇で利上げの必要性が低下する可能性に言及し、一時上昇する場面が見られた。しかし、高いインフレが依然リスクで、経済の強さが続いた場合は追加利上げが正当化されるとの見解を示したことから、米長期金利が再び上昇するに連れて売りに転じた。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比85円安の31315円。円相場は1ドル149円80銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売りが先行することになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時31730円まで買われる場面も見られたが、引けにかけて軟化した。前日の時間外取引で売られた米テスラは9%を超える一段安となるなか、日経平均は前日の大幅な下げに対する自律反発が意識されるものの、押し目狙いの買いは限られそうだ。反対に米長期金利が5.0%に接近するなど、金利上昇が相場全体の重荷になりそうだ。
昨日の日経平均はマドを空けての下落で、ボリンジャーバンドの-1σ水準まで下げてきた。いったんは反発が意識されやすい水準ではあるが、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から同水準を明確に下放れてくる可能性が高まった。そのため方向性としては節目の31000円が意識されやすく、先物主導での売り仕掛け的な動きには注意しておきたい。東証プライムの売買高は12億株程度と薄商いであり、より先物での短期的な売買の影響を受けやすくなるだろう。
インデックスに絡んだ商いから全体としては手掛けづらく、物色は個別に材料のある銘柄での、短期的な値幅取り狙いの売買が中心になりそうだ。インデックス売買の影響を避ける狙いから中小型株にシフトしやすい面はあるものの、マザーズ指数が年初来安値を更新するなど個人投資家の需給状況は悪化していると考えられ、低位材料株などへの短期物色にとどまりそうだ。
■ディスコ、2Q営業利益 18.0%減 450億円
ディスコ<6146>が発表した2024年3月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比9.3%減の1262.60億円、営業利益は同18%減の450.09億円だった。精密加工装置の出荷はパワー半導体向けを中心に底堅く推移した。また、消耗品である精密加工ツールの出荷は顧客の設備稼働率に連動して緩やかな上昇基調で推移。為替の影響や改善活動の継続、高付加価値製品は増加したが、販売管理費の増加により営業利益は減益となった。
■前場の注目材料
・1ドル=149.80-90円
・米原油先物は上昇(88.37、+1.10)
・活発な自社株買い
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・いすゞ自<7202>米充電大手と協業、EVトラック拡販へ
・NTT<9432>NTT法見直し議論ヤマ場、自民PT調査、廃止か一部改正に注目
・日揮HD<1963>JERAとインドネシアでCCS事業化へ調査
・日野自<7205>きょうから国内1工場と関連ライン停止、補修用工具不足で
・ホンダ<7267>GMと自動運転タクシー提供、26年都心で開始
・ヤマトHD<9064>ホンダと交換電池EVで集配実証、来月から
・関西電力<9503>JFEスチールと、CCS共同調査で覚書
・日本ガイシ<5333>ポーランドでロボ人材増強、人件費高騰、省人化に対応
・小糸製作所<7276>デンソーと夜間の物体認識率向上、高精細ADB開発加速
・日立造船<7004>燃焼画像認識の実証開始、大型炉の安定燃焼で発電ロス減
・航空電子<6807>車載用フィルムヒーター試作、格子状配線で均一に発熱
・大日本印刷<7912>個別に最適化し動画生成、イスラエル社と協業
・日本製紙<3863>エリート苗木を量産、年1000万本へ推進室設置
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 9月全国消費者物価コア指数(前年比予想:+2.7%、8月:+3.1%)
<海外>
・10:15 中・1年物ローンプライムレート(現行3.45%) <ST>
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