ユビＡＩ、前期最終を一転赤字に下方修正

　ユビキタスＡＩ <3858> [東証Ｓ] が5月12日大引け後(17:50)に業績修正を発表。23年3月期の連結最終損益を従来予想の300万円の黒字→1億4800万円の赤字(前の期は3900万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1億6900万円の黒字→1800万円の黒字(前年同期は1500万円の赤字)に89.3％減額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　＜連結＞売上面の理由ソフトウェアプロダクト事業において、一部顧客がコロナ禍で製品の生産に大きな影響を受けたこと、並びに半導体・部品不足による自動車などの販売台数の減少や顧客プロジェクトの期ずれ及び失注が発生したことによるものであります。ソフトウェアサービス事業において、コロナ禍のサプライチェーンへの影響による受託開発案件の期ずれ及び失注が発生したこと、及び、車載機器関連のCD再生機能搭載モデルの出荷減少によるものであります。損益面の理由営業利益につきましては、上記の売上減少、一部の販売用ソフトウェアの早期償却、及び株式会社ライトストーンの全株式取得に関する費用として仲介手数料及び必要な手続に伴う費用が発生したことによるものであります。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、次の特別損失の計上によるものであります。特別損失の計上当社が保有している株式の実質価値が低下したため、30,359千円の投資有価証券評価損などを計上する見込みとなりました。＜個別＞売上面の理由一部顧客がコロナ禍で製品の生産に大きな影響を受けたこと、並びに半導体・部品不足による自動車などの販売台数の減少や顧客プロジェクトの期ずれ及び失注が発生したことによるものであります。損益面の理由営業利益につきましては、上記の売上減少、及び一部の販売用ソフトウェアの早期償却が発生したことによるものであります。当期純利益につきましては、前記の特別損失の計上によるものであります。