383円
日本テクノ・ラボのニュース
*15:53JST NTL Research Memo(3):イメージング&プリンタコントローラ事業及びセキュリティ事業で9割超の売上高
■事業概要
日本テクノ・ラボ<3849>は「イメージング&プリンタコントローラ事業」「ストレージソリューション事業」「セキュリティ事業」「ビジネスソリューション事業」の4つの事業を展開している。2023年3月期第2四半期の売上高構成比は、イメージング&プリンタコントローラ事業が56.9%、ストレージソリューション事業が2.2%、セキュリティ事業が40.8%、ビジネスソリューション事業が0.1%と、イメージング&プリンタコントローラ事業及びセキュリティ事業で全体の9割超を占めている。
1. イメージング&プリンタコントローラ事業
特殊・産業用向けのプリンタを供給しているプリンタメーカーに対して、産業用インクジェットプリンタ、広巾長尺プロッタ等のコントローラ(制御ソフトウェア)の開発、販売、保守業務を行っている。開発製品としては、制御システムソフトウェア「Mistral」及び「Mistral」を組み込んだプリンタ制御装置(ハードウェア)、他のアプリケーションへの組込みを容易に実現できる「PSR(ピーエスアール)」がある。プリンタ複合機、CAD設計現場や特殊な用途で用いられるような、特殊な業務用及び産業用プリンタの制御システムソフトウェアの開発・販売に特化している点が特長である。
2. ストレージソリューション事業
主に可搬型記憶媒体システム(情報の読書きに専用の読書き装置を必要とするCDやメモリーカード等の記憶媒体)の開発、販売、保守及び将来の製品開発に向けた研究開発業務を行っている。開発製品は「Mnemos(ネモス)」であるが、このうち大容量・長期保存アーカイブ用ファイルシステム「Mnemos NEXT」は、ディスクやテープライブラリーまたは光ディスクライブラリーなどで構成されるストレージを、1つの統合された階層型ファイルシステムとして提供する長期保存アーカイブを目的としたソフトウェアである。大規模アーカイブ用途ストレージ(テープや光ディスク)は、情報爆発時代におけるデータの大容量化と長期保管を省コストで実現するための最適なストレージであることから、引き合いが増加している。
3. セキュリティ事業
主にセキュリティプリントシステム及び統合監視映像システムの開発、販売、保守及び将来の製品開発のための研究開発業務を行っており、セキュリティプリントシステム部門と統合監視システム部門からなる。
(1) セキュリティプリントシステム部門
セキュリティプリントシステムの開発、販売及び保守業務を行っている。開発製品としては、トータル印刷マネジメント基盤「SPSE」を主力製品とし、パソコンの不正ログインを防止する「PC GUARD(ピーシーガード)」「COPY GUARD(コピーガード)」がある。このうち、「SPSE PRINT SCOPE」は、認証印刷はもちろんのこと、印刷内容が監査・検閲可能な印刷セキュリティを確保しつつ、機器ごとの印刷量の把握や印刷機器の最適な稼働、印刷コストの管理など、印刷環境をトータルでマネジメントできる印刷環境統合基盤となる。導入実績の平均値では、1サーバー、1日当たり5万から50万ジョブを管理でき、24時間365日の安定稼働実績があり、メガバンク、大手証券会社の半数以上をはじめとした金融、大手通信・製造業界に、数万人規模の大規模導入実績を誇る。
(2) 統合監視システム部門
統合監視システムの開発、販売及び保守業務を行っている。開発製品はインフラ系映像監視に特化した完全自社開発の映像監視ソリューション「FIREDIPPER」である。「FIREDIPPER」は、マルチベンダー対応であり、国内外の主要なネットワークカメラの利用が可能である。また、カメラ映像の管理のみならず、火災報知機や非常ドア、各種IoTセンサーとも連携が可能で、センサー発報と監視カメラの映像連動による機械警備システムの映像統合基盤となる。公共の重要施設における監視システムとしての採用事例が多く、成田国際空港をはじめ、高速道路、発電所といった、24時間365日の監視が求められるミッションクリティカルで大規模な現場での全国的な実績を誇る。
4. ビジネスソリューション事業
顧客のニーズに応じた特殊なソフトウェアの受託開発、販売及び保守業務を行う。システム開発実績としては、各種組込用μCPUソフトウェア開発、各種OSデバイスドライバ開発、ホテル・旅館予約システム、携帯電話販売支援・サービスサイト、ノンバンク融資申込みサイト、通信衛星TRANSPONDERシステム一式、自治体広報動画配信サイト、会員制情報提供サイトシステム(クレジットカード無線決済システム)、水理実験・解析システム、心電図監視データ収録解析システム、画像コンテンツ大規模配信システム等、幅広い業種の需要に対応している。マイクロプロセッサ・ファームウェア開発では、自動車インパネファーム開発、ガス漏れセンサー、小切手・手形・CD記録装置、自動車光LANコントローラ開発等に実績を誇る。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 村瀬智一)
<YI>
日本テクノ・ラボ<3849>は「イメージング&プリンタコントローラ事業」「ストレージソリューション事業」「セキュリティ事業」「ビジネスソリューション事業」の4つの事業を展開している。2023年3月期第2四半期の売上高構成比は、イメージング&プリンタコントローラ事業が56.9%、ストレージソリューション事業が2.2%、セキュリティ事業が40.8%、ビジネスソリューション事業が0.1%と、イメージング&プリンタコントローラ事業及びセキュリティ事業で全体の9割超を占めている。
1. イメージング&プリンタコントローラ事業
特殊・産業用向けのプリンタを供給しているプリンタメーカーに対して、産業用インクジェットプリンタ、広巾長尺プロッタ等のコントローラ(制御ソフトウェア)の開発、販売、保守業務を行っている。開発製品としては、制御システムソフトウェア「Mistral」及び「Mistral」を組み込んだプリンタ制御装置(ハードウェア)、他のアプリケーションへの組込みを容易に実現できる「PSR(ピーエスアール)」がある。プリンタ複合機、CAD設計現場や特殊な用途で用いられるような、特殊な業務用及び産業用プリンタの制御システムソフトウェアの開発・販売に特化している点が特長である。
2. ストレージソリューション事業
主に可搬型記憶媒体システム(情報の読書きに専用の読書き装置を必要とするCDやメモリーカード等の記憶媒体)の開発、販売、保守及び将来の製品開発に向けた研究開発業務を行っている。開発製品は「Mnemos(ネモス)」であるが、このうち大容量・長期保存アーカイブ用ファイルシステム「Mnemos NEXT」は、ディスクやテープライブラリーまたは光ディスクライブラリーなどで構成されるストレージを、1つの統合された階層型ファイルシステムとして提供する長期保存アーカイブを目的としたソフトウェアである。大規模アーカイブ用途ストレージ(テープや光ディスク)は、情報爆発時代におけるデータの大容量化と長期保管を省コストで実現するための最適なストレージであることから、引き合いが増加している。
3. セキュリティ事業
主にセキュリティプリントシステム及び統合監視映像システムの開発、販売、保守及び将来の製品開発のための研究開発業務を行っており、セキュリティプリントシステム部門と統合監視システム部門からなる。
(1) セキュリティプリントシステム部門
セキュリティプリントシステムの開発、販売及び保守業務を行っている。開発製品としては、トータル印刷マネジメント基盤「SPSE」を主力製品とし、パソコンの不正ログインを防止する「PC GUARD(ピーシーガード)」「COPY GUARD(コピーガード)」がある。このうち、「SPSE PRINT SCOPE」は、認証印刷はもちろんのこと、印刷内容が監査・検閲可能な印刷セキュリティを確保しつつ、機器ごとの印刷量の把握や印刷機器の最適な稼働、印刷コストの管理など、印刷環境をトータルでマネジメントできる印刷環境統合基盤となる。導入実績の平均値では、1サーバー、1日当たり5万から50万ジョブを管理でき、24時間365日の安定稼働実績があり、メガバンク、大手証券会社の半数以上をはじめとした金融、大手通信・製造業界に、数万人規模の大規模導入実績を誇る。
(2) 統合監視システム部門
統合監視システムの開発、販売及び保守業務を行っている。開発製品はインフラ系映像監視に特化した完全自社開発の映像監視ソリューション「FIREDIPPER」である。「FIREDIPPER」は、マルチベンダー対応であり、国内外の主要なネットワークカメラの利用が可能である。また、カメラ映像の管理のみならず、火災報知機や非常ドア、各種IoTセンサーとも連携が可能で、センサー発報と監視カメラの映像連動による機械警備システムの映像統合基盤となる。公共の重要施設における監視システムとしての採用事例が多く、成田国際空港をはじめ、高速道路、発電所といった、24時間365日の監視が求められるミッションクリティカルで大規模な現場での全国的な実績を誇る。
4. ビジネスソリューション事業
顧客のニーズに応じた特殊なソフトウェアの受託開発、販売及び保守業務を行う。システム開発実績としては、各種組込用μCPUソフトウェア開発、各種OSデバイスドライバ開発、ホテル・旅館予約システム、携帯電話販売支援・サービスサイト、ノンバンク融資申込みサイト、通信衛星TRANSPONDERシステム一式、自治体広報動画配信サイト、会員制情報提供サイトシステム(クレジットカード無線決済システム)、水理実験・解析システム、心電図監視データ収録解析システム、画像コンテンツ大規模配信システム等、幅広い業種の需要に対応している。マイクロプロセッサ・ファームウェア開発では、自動車インパネファーム開発、ガス漏れセンサー、小切手・手形・CD記録装置、自動車光LANコントローラ開発等に実績を誇る。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 村瀬智一)
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