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8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:こう着感の強い展開としてもリスク選好の流れは継続
■オートバクス、21/3上方修正 営業利益97.0億円←76.0億円
■前場の注目材料:東芝、買収提案を協議、英CVCから2.3兆円規模
■こう着感の強い展開としてもリスク選好の流れは継続
8日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が続きそうである。7日の米国市場ではNYダウが16ドル高だった。バイデン大統領の米国雇用計画を巡る演説を控え、期待感から買いが先行した。また、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した3月分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け、早期の緩和策縮小観測が後退したことが下支えとなった。しかし、高値付近からは利益確定売りも根強く上値を抑えられている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円安の29680円。円相場は1ドル109円80銭台で推移。
シカゴ先物にサヤ寄せする形からやや売り優勢の展開となりそうだが、29500円処での底堅さは意識されやすく、一方で5日線辺りが心理的な上値抵抗線になりそうである。そのため、基本的には前日終値水準の29700円処を中心に29500円~29800円辺りでのこう着感の強い相場展開が続くことになろう。ただし、米国市場は主要な株価指数はいずれも小動きであり、ナスダックは下落とはなったもののSOX指数は小幅に上昇しており、半導体関連株も相対的にしっかりだった。VIX指数は17.16と直近の安値を下回っていることもあり、リスク選好の流れは継続。こう着感の強い展開としても、5日線レベルを意識したリバウンド狙いの流れも期待されるところ。
なお、東京都の小池知事は昨夕、新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」について、国への適用要請に向け準備を進める考えを明らかにした。政府は要請があれば週内にも適用の可否を判断する方針とされているため、関連する報道次第ではアルゴ発動による売り仕掛け的な動きを見せてくる可能性はある。仕掛け的な動きを警戒しつつ、押し目狙いのスタンスになりそうだ。
物色の流れとしては、昨日はNT倍率の低下が目立っており、バリューローテーションの流れが継続するかを見極めたいところ。一方で、グロースについても指数インパクトの大きい値がさ株などはまちまちだったこともあり、物色対象がシフトしたというよりは、リバランスの範囲内。また、足元で調整が続いているファーストリテ<9983>の決算を控えており、ショートカバーが見られるか注目される。そのほか、下値の堅さが意識されている面もあり、マザーズ銘柄など中小型株への値ごろ感からの買いも意識されよう。
■オートバクス、21/3上方修正 営業利益97.0億円←76.0億円
オートバクス<9832>は2021年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は76.0億円から97.0億円に上方修正している。コンセンサス上限(100億円)に近づく修正となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響があったものの、車の利用頻度向上によるメンテナンス用品や、寒波による冬季用品などの拡大した需要を取り込んだ。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(29730.79、+34.16)
・NYダウは上昇(33446.26、+16.02)
・1ドル109円80-90銭
・SOX指数は上昇(3266.46、+0.36)
・VIX指数は低下(17.16、-0.96)
・米原油先物は上昇(59.77、+0.44)
・海外コロナワクチン接種の進展
・世界的金融緩和の長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・東芝<6502>買収提案を協議、英CVCから2.3兆円規模
・関西電力<9503>非エネ4900億円投資、情報通信・不動産を育成
・東洋紡<3101>PSSと新型コロナ迅速プール検査法を実用化、最短1時間
・バンドー化学<5195>在宅勤務を全社員に
・三菱ケミHD<4188>海外の車向け樹脂事業、三菱ケミ系が取得、共同出資会社から
・ライフコーポ<8194>総合物流と共同出資、ネットスーパー事業拡大
・トヨタ<7203>日系6社の米新車販売、1—3月期17%増、コロナ禍、回復鮮明
・三菱重<7011>超高圧液体水素ポンプ開発、ステーション向け
・安川電機<6506>頭脳拠点が完成、大学・VB呼び込む
・栗本鐵工所<5602>CSR全社で推進、独立部署7月設立
・日新電機<6641>印でファインコーティング拡大、自動車部品向け新工場
・eBASE<3835>スーパー向けチラシにQRコード、スマホでアレルギー確認
・日本ユニシス<8056>日本ユニシスなど5社、医療AI基盤開発、技術研究組合を設立
・日本触媒<4114>GMP準拠の中分子原薬、初出荷
・三洋化成<4471>アグリ事業で1000億円、土壌診断から一括提供
・武田薬<4502>研究開発に5500億円、新規候補物質6つ申請
・東レ<3402>食品・車向けX線検査装置拡大、ランニングコスト低減
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 2月経常収支(予想:+2兆円、1月:+6468億円)
<海外>
・特になし <ST>
■株式見通し:こう着感の強い展開としてもリスク選好の流れは継続
■オートバクス、21/3上方修正 営業利益97.0億円←76.0億円
■前場の注目材料:東芝、買収提案を協議、英CVCから2.3兆円規模
■こう着感の強い展開としてもリスク選好の流れは継続
8日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が続きそうである。7日の米国市場ではNYダウが16ドル高だった。バイデン大統領の米国雇用計画を巡る演説を控え、期待感から買いが先行した。また、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した3月分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け、早期の緩和策縮小観測が後退したことが下支えとなった。しかし、高値付近からは利益確定売りも根強く上値を抑えられている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円安の29680円。円相場は1ドル109円80銭台で推移。
シカゴ先物にサヤ寄せする形からやや売り優勢の展開となりそうだが、29500円処での底堅さは意識されやすく、一方で5日線辺りが心理的な上値抵抗線になりそうである。そのため、基本的には前日終値水準の29700円処を中心に29500円~29800円辺りでのこう着感の強い相場展開が続くことになろう。ただし、米国市場は主要な株価指数はいずれも小動きであり、ナスダックは下落とはなったもののSOX指数は小幅に上昇しており、半導体関連株も相対的にしっかりだった。VIX指数は17.16と直近の安値を下回っていることもあり、リスク選好の流れは継続。こう着感の強い展開としても、5日線レベルを意識したリバウンド狙いの流れも期待されるところ。
なお、東京都の小池知事は昨夕、新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」について、国への適用要請に向け準備を進める考えを明らかにした。政府は要請があれば週内にも適用の可否を判断する方針とされているため、関連する報道次第ではアルゴ発動による売り仕掛け的な動きを見せてくる可能性はある。仕掛け的な動きを警戒しつつ、押し目狙いのスタンスになりそうだ。
物色の流れとしては、昨日はNT倍率の低下が目立っており、バリューローテーションの流れが継続するかを見極めたいところ。一方で、グロースについても指数インパクトの大きい値がさ株などはまちまちだったこともあり、物色対象がシフトしたというよりは、リバランスの範囲内。また、足元で調整が続いているファーストリテ<9983>の決算を控えており、ショートカバーが見られるか注目される。そのほか、下値の堅さが意識されている面もあり、マザーズ銘柄など中小型株への値ごろ感からの買いも意識されよう。
■オートバクス、21/3上方修正 営業利益97.0億円←76.0億円
オートバクス<9832>は2021年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は76.0億円から97.0億円に上方修正している。コンセンサス上限(100億円)に近づく修正となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響があったものの、車の利用頻度向上によるメンテナンス用品や、寒波による冬季用品などの拡大した需要を取り込んだ。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(29730.79、+34.16)
・NYダウは上昇(33446.26、+16.02)
・1ドル109円80-90銭
・SOX指数は上昇(3266.46、+0.36)
・VIX指数は低下(17.16、-0.96)
・米原油先物は上昇(59.77、+0.44)
・海外コロナワクチン接種の進展
・世界的金融緩和の長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・東芝<6502>買収提案を協議、英CVCから2.3兆円規模
・関西電力<9503>非エネ4900億円投資、情報通信・不動産を育成
・東洋紡<3101>PSSと新型コロナ迅速プール検査法を実用化、最短1時間
・バンドー化学<5195>在宅勤務を全社員に
・三菱ケミHD<4188>海外の車向け樹脂事業、三菱ケミ系が取得、共同出資会社から
・ライフコーポ<8194>総合物流と共同出資、ネットスーパー事業拡大
・トヨタ<7203>日系6社の米新車販売、1—3月期17%増、コロナ禍、回復鮮明
・三菱重<7011>超高圧液体水素ポンプ開発、ステーション向け
・安川電機<6506>頭脳拠点が完成、大学・VB呼び込む
・栗本鐵工所<5602>CSR全社で推進、独立部署7月設立
・日新電機<6641>印でファインコーティング拡大、自動車部品向け新工場
・eBASE<3835>スーパー向けチラシにQRコード、スマホでアレルギー確認
・日本ユニシス<8056>日本ユニシスなど5社、医療AI基盤開発、技術研究組合を設立
・日本触媒<4114>GMP準拠の中分子原薬、初出荷
・三洋化成<4471>アグリ事業で1000億円、土壌診断から一括提供
・武田薬<4502>研究開発に5500億円、新規候補物質6つ申請
・東レ<3402>食品・車向けX線検査装置拡大、ランニングコスト低減
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 2月経常収支(予想:+2兆円、1月:+6468億円)
<海外>
・特になし <ST>
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