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システム ディのニュース
*15:16JST システム ディ Research Memo(6):本社隣接ビルを購入し、職場環境の充実を図る
■業績動向
3. 財務状況と経営指標
システム ディ<3804>の2022年10月期末の資産合計は、前期末比1,203百万円増加の5,899百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産は現金及び預金が90百万円、契約資産が26百万円、棚卸資産が57百万円それぞれ増加した。また、固定資産は事業用不動産の購入により建物及び構築物が46百万円、土地が1,029百万円それぞれ増加した一方で、ソフトウェア及びソフトウェア仮勘定が84百万円、のれんが20百万円それぞれ減少した。なお、事業用不動産は本社隣接地のビルを購入したもので、現在内装工事を行っており2023年4月からの稼働を予定している。職場環境の充実・改善を図ることを目的に購入した。
負債合計は前期末比722百万円増加の2,320百万円となった。主な増減要因を見ると、不動産購入資金として有利子負債が521百万円増加したほか、前受収益が128百万円、未払法人税等が68百万円それぞれ増加し、役員退職慰労金が81百万円減少した。また、純資産合計は前期末比480百万円増加の3,579百万円となった。配当金支出114百万円があったものの親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により利益剰余金が476百万円増加した。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率が前期末の66.0%から60.7%に低下し、逆に有利子負債比率が1.3%から15.7%に上昇した。有利子負債の増加が主因となっているが、現預金から有利子負債を差し引いたネットキャッシュは黒字を維持しており、財務内容は健全な状態を維持していると判断される。自己資本比率については従前より60%以上をKPIとして掲げており、今後も同水準を維持向上していく方針だ。収益性指標について見ると、ROA、ROE、売上高営業利益率ともに10%以上の水準を維持しており、安定して高い収益性を維持している。ストック収益が売上高の50%を超え、業績変動の小さい収益構造を構築していることが背景にあり、今後も安定した収益性を維持していくものと弊社では予想している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<YI>
3. 財務状況と経営指標
システム ディ<3804>の2022年10月期末の資産合計は、前期末比1,203百万円増加の5,899百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産は現金及び預金が90百万円、契約資産が26百万円、棚卸資産が57百万円それぞれ増加した。また、固定資産は事業用不動産の購入により建物及び構築物が46百万円、土地が1,029百万円それぞれ増加した一方で、ソフトウェア及びソフトウェア仮勘定が84百万円、のれんが20百万円それぞれ減少した。なお、事業用不動産は本社隣接地のビルを購入したもので、現在内装工事を行っており2023年4月からの稼働を予定している。職場環境の充実・改善を図ることを目的に購入した。
負債合計は前期末比722百万円増加の2,320百万円となった。主な増減要因を見ると、不動産購入資金として有利子負債が521百万円増加したほか、前受収益が128百万円、未払法人税等が68百万円それぞれ増加し、役員退職慰労金が81百万円減少した。また、純資産合計は前期末比480百万円増加の3,579百万円となった。配当金支出114百万円があったものの親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により利益剰余金が476百万円増加した。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率が前期末の66.0%から60.7%に低下し、逆に有利子負債比率が1.3%から15.7%に上昇した。有利子負債の増加が主因となっているが、現預金から有利子負債を差し引いたネットキャッシュは黒字を維持しており、財務内容は健全な状態を維持していると判断される。自己資本比率については従前より60%以上をKPIとして掲げており、今後も同水準を維持向上していく方針だ。収益性指標について見ると、ROA、ROE、売上高営業利益率ともに10%以上の水準を維持しており、安定して高い収益性を維持している。ストック収益が売上高の50%を超え、業績変動の小さい収益構造を構築していることが背景にあり、今後も安定した収益性を維持していくものと弊社では予想している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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