ドリコム、今期経常を56％上方修正、未定だった配当は無配転落

　ドリコム <3793> [東証Ｇ] が1月30日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比64.0％減の7.2億円に大きく落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の4.5億円→7億円(前期は21.9億円)に55.6％上方修正し、減益率が79.5％減→68.1％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の300万円の赤字→2.4億円の黒字(前年同期は6.4億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　同時に、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前期は5円)とし、3期ぶりに無配転落する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比42.3％減の2.7億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の19.1％→12.5％に大幅低下した。

株探ニュース