空売りが規制されると、値動きは鈍くなる。持ち株を売って、新たに買い戻しすることを繰り返そうとすると、高値で掴んだまま取り残されてしまう危険性が高まるためだ。

動きが鈍くなると、不安になった人たちや、利確のタイミングを逃したくない人たちが今度は売りに殺到し、逃げるタイミングをはかる前に取り残されてしまうことも多い。株は人気があるうちに売っておくのが基本ではないだろうか。

好材料は出たものの、８割がたが現物ホルダーではなく、仕手を含め、便乗売買している輩ばかりだろう。逃げ足は速い。上がった株は必ず下がって通常に戻る。本気で材料の行く末に期待しているなら、下がった時に安く買っても遅くはない。