システムリサーチが一時１３％高、第１四半期営業利益４．３倍と株主優待制度新設を好感

　システムリサーチ<3771.T>が続急伸し、一時、前日比１７４円（１３．２％）高の１４８８円まで買われ年初来高値更新。２８日の取引終了後に発表した第１四半期（４～６月）連結決算が、売上高２４億９８００万円（前年同期比１１．３％増）、営業利益１億４４００万円（同４．３倍）、純利益９３００万円（同４．５倍）と大幅増益となったことが好感されている。

　技術者ひっ迫からＳＩサービス事業は伸び悩んだものの、既存顧客からの継続受注を安定的に確保できたことから、ソフトウエア開発事業が好調に推移したことが業績拡大を牽引した。また、顧客のＩＴ投資堅調を背景に、高いＳＥ稼働率を維持したことも大幅増益に貢献した。

　なお、１７年３月期通期業績予想は、売上高１１３億７９００万円（前期比８．７％増）、営業利益９億６０００万円（同１１．１％増）、純利益６億２０００万円（同１０．２％増）の従来予想を据え置いている。

　また同時に、株主優待制度の新設を発表しており、これも好材料視されている。毎年９月３０日時点で１単元（１００株）以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード２０００円分を贈呈するとしている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）