特種東海、今期営業を10％下方修正

　特種東海製紙 <3708> が9月24日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結営業利益を従来予想の20億円→18億円(前期は28.7億円)に10.0％下方修正し、減益率が30.3％減→37.3％減に拡大する見通しとなった。
　なお、4-9月期(上期)の業績見通しは引き続き開示しなかった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染拡大が弊社事業のうち特殊印刷用紙や一部製品の輸出数量に影響を与えることを想定し、2020年5月21日公表の「2020年３月期　決算短信〔日本基準〕（連結）」において、売上高については20億円、営業利益については11億円を影響金額として見込み、売上高810億円、営業利益20億円を業績予想として公表しておりました。　今般、新型コロナウイルス感染拡大による弊社事業への影響が、当初想定より拡大することが見込まれ、売上高につきましては、特殊素材事業における特殊印刷用紙や一部製品の輸出数量への影響が当初想定を上回る見込みであること、生活商品事業におけるラミネート製品等当初想定していなかった事業分野へも影響が拡大していることから、上記修正額50億円のうち約30億円を新型コロナウイルスの影響金額として見込んでおります。　営業利益につきましては、上記新型コロナウイルスの影響による売上高の減少に伴い8億円程度の利益押し下げ要因があるものの、原価改善、経費および管理費の削減効果等のプラス要因により、2億円を下方修正額としております。　また、未定としていた経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益につきましても、営業外損益に関わる新型コロナウイルスの影響を一定の前提で想定したうえで、上記の通り公表いたします。（注）上記予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の決算数値とは異なる可能性があります。