エムアップ、前期経常を一転26％増益に上方修正・最高益更新へ

　エムアップホールディングス <3661> が5月14日昼(12:15)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の8.2億円→11.6億円(前の期は9.2億円)に42.4％上方修正し、一転して26.4％増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.3億円→5.8億円(前年同期は5.8億円)に2.5倍増額し、一転して0.7％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　新型コロナウイルス感染症により、多くのライブやコンサートが中止、延期となるなど、当社グループの業績に対する影響を予想することは困難であり、当初計画の公表時点で入手可能な情報に基づき業績予想を算定し、公表いたしておりました。2021年３月期におきましては、一時は再開の動きが見られたものの、数多くのライブ、コンサートが中止となるなど、特に電子チケットセグメントにおいて大きな影響が生じました。その一方で、オンラインでのライブ配信の実施や、中止、延期となったライブ等でのグッズのＥＣでの取り扱い、チケット周辺サービスの拡充など、コロナ禍における事業展開を図ることで収益の確保に努めてまいりました。以上のことから、2021年３月期の業績は当初の予想を上回る見通しとなったため、上記の通り修正いたします。