東海染、前期経常を19％下方修正、未定だった配当は20円実施（訂正）

　東海染工 <3577> [東証Ｓ] が4月26日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の1億6000万円→1億3000万円(前の期は1億8900万円)に18.8％下方修正し、減益率が15.3％減→31.2％減に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の1000万円の黒字→1億2000万円の黒字(前の期は1億円の赤字)に12倍上方修正した。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2億6900万円→2億3900万円(前年同期は3億0100万円)に11.2％減額し、減益率が10.6％減→20.6％減に拡大する計算になる。

　同時に、従来未定としていた期末一括配当は20円(前の期は20円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2024年３月期通期の連結業績予想数値につきまして、子育て支援事業は堅調に推移するも、国内染色加工事業にて価格転嫁の遅れにより回復が鈍化しており、2023年10月31日に公表した通期業績予想（前回予想）を、売上高、営業利益、経常利益にて下回りますが、親会社株主に帰属する当期純利益では、政策保有株式の縮減に伴う特別利益の計上により、前回予想を大きく上回る見込みであります。（注）上記に記載した予想数値は、現時点での入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、今後、様々な変動要因により、実際の業績が上記数値と異なる可能性があります。