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フェイスネットワークのニュース
■業績動向
1. 2022年3月期第2四半期の業績概要
フェイスネットワーク<3489>の2022年3月期第2四半期の業績は、売上高が前年同期比66.4%減の3,248百万円、営業損失が269百万円(前年同期は330百万円の利益)、経常損失が388百万円(同251百万円の利益)、四半期純損失が270百万円(同172百万円の利益)となった。物件竣工時期の影響により減収減益となったものの、開発用地の仕入れについては積極的に行っており、仕掛販売用不動産が増加した。また前年同期に、コロナ禍において流動性確保のため一部在庫の一括販売を実施した反動を受けたものの、業績計画に対しては予定どおり進捗している。なお、同社は不動産業の特性上、賃貸需要が活発化する第3四半期から第4四半期に売上が増加する傾向にある。
セグメント別の業績は以下のとおりである。
(1) 不動産投資支援事業
不動産投資支援事業の売上高は前年同期比68.9%減の2,916百万円、営業損失は316百万円(前年同期は266百万円の利益)となった。不動産商品5件、建築商品4件を販売した。前年同期に、コロナ禍において流動性確保のため一部在庫の一括販売を実施した反動を受けたものの、業績計画に対しては予定どおり進捗しており、一過性のものである。
(2) 不動産マネジメント事業
不動産マネジメント事業の売上高は前年同期比9.2%増の331百万円、営業利益は同25.8%減の47百万円となった。売上高は堅調に推移したものの、在庫保有期間の短縮化等により減収となった。2021年9月末時点の管理個数は1,782戸・154棟と堅調に増加、入居率は97.2%と安定して推移している。
2. トピック
子会社のFAITHアセットマネジメントは2021年6月に第二種金融商品取引業の登録を完了し、10月に(一社) 第二種金融商品取引業協会及び(一社)投資顧問業協会へ加入した。これにより、不動産信託受益権の売買、媒介・代理、私募の取り扱いが可能となり、同社グループ内でワンストップで受益権化された大型物件の取り扱いが可能となる。今後は、私募ファンド、私募REIT、J-REITなどを強化していきながらAM(アセット・マネジメント)、PM、BM(ビルマネジメント)を強化することで、安定収益の確保と出口戦略の多様化を推進する方針だ。
3. 財務状況
2022年3月期第2四半期末の資産合計は、前期比5,144百万円増の17,777百万円となった。主に販売用商品の仕込みが順調に進んだことから仕掛販売用不動産が増加した一方で、現金及び預金、販売用不動産が減少した。負債合計は同5,601百万円増の13,583百万円となった。主に販売用商品の増加に伴い借入金が増加した。純資産合計は同456百万円減の4,194百万円となった。主に利益剰余金が減少した。自己資本比率は同13.2ポイント減少して23.6%となった。
なお、有利子負債が増加傾向にあるが、用地仕入に伴う一時的なもので、2022年3月期第4四半期にかけて竣工予定物件の売上伸長に伴い減少していく予定である。また、営業キャッシュ・フローについてもマイナスではあるものの、開発用地の仕入推進による一過性のものである。以上より、財務面での大きな懸念材料は見当たらないと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)
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1. 2022年3月期第2四半期の業績概要
フェイスネットワーク<3489>の2022年3月期第2四半期の業績は、売上高が前年同期比66.4%減の3,248百万円、営業損失が269百万円(前年同期は330百万円の利益)、経常損失が388百万円(同251百万円の利益)、四半期純損失が270百万円(同172百万円の利益)となった。物件竣工時期の影響により減収減益となったものの、開発用地の仕入れについては積極的に行っており、仕掛販売用不動産が増加した。また前年同期に、コロナ禍において流動性確保のため一部在庫の一括販売を実施した反動を受けたものの、業績計画に対しては予定どおり進捗している。なお、同社は不動産業の特性上、賃貸需要が活発化する第3四半期から第4四半期に売上が増加する傾向にある。
セグメント別の業績は以下のとおりである。
(1) 不動産投資支援事業
不動産投資支援事業の売上高は前年同期比68.9%減の2,916百万円、営業損失は316百万円(前年同期は266百万円の利益)となった。不動産商品5件、建築商品4件を販売した。前年同期に、コロナ禍において流動性確保のため一部在庫の一括販売を実施した反動を受けたものの、業績計画に対しては予定どおり進捗しており、一過性のものである。
(2) 不動産マネジメント事業
不動産マネジメント事業の売上高は前年同期比9.2%増の331百万円、営業利益は同25.8%減の47百万円となった。売上高は堅調に推移したものの、在庫保有期間の短縮化等により減収となった。2021年9月末時点の管理個数は1,782戸・154棟と堅調に増加、入居率は97.2%と安定して推移している。
2. トピック
子会社のFAITHアセットマネジメントは2021年6月に第二種金融商品取引業の登録を完了し、10月に(一社) 第二種金融商品取引業協会及び(一社)投資顧問業協会へ加入した。これにより、不動産信託受益権の売買、媒介・代理、私募の取り扱いが可能となり、同社グループ内でワンストップで受益権化された大型物件の取り扱いが可能となる。今後は、私募ファンド、私募REIT、J-REITなどを強化していきながらAM(アセット・マネジメント)、PM、BM(ビルマネジメント)を強化することで、安定収益の確保と出口戦略の多様化を推進する方針だ。
3. 財務状況
2022年3月期第2四半期末の資産合計は、前期比5,144百万円増の17,777百万円となった。主に販売用商品の仕込みが順調に進んだことから仕掛販売用不動産が増加した一方で、現金及び預金、販売用不動産が減少した。負債合計は同5,601百万円増の13,583百万円となった。主に販売用商品の増加に伴い借入金が増加した。純資産合計は同456百万円減の4,194百万円となった。主に利益剰余金が減少した。自己資本比率は同13.2ポイント減少して23.6%となった。
なお、有利子負債が増加傾向にあるが、用地仕入に伴う一時的なもので、2022年3月期第4四半期にかけて竣工予定物件の売上伸長に伴い減少していく予定である。また、営業キャッシュ・フローについてもマイナスではあるものの、開発用地の仕入推進による一過性のものである。以上より、財務面での大きな懸念材料は見当たらないと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)
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