ＪＳＢが３日続伸、２０年１０月期９％営業増益見通しと自社株買い発表を好感

　ジェイ・エス・ビー<3480.T>が３日続伸している。前週末１３日の取引終了後に発表した２０年１０月期連結業績予想で、売上高４７１億２５００万円（前期比１０．４％増）、営業利益３７億３０００万円（同８．９％増）、純利益２３億９７００万円（同３．９％増）と連続で営業最高益更新を見込んでいることが好感されている。

　ここ数年の大学・短期大学の進学率の上昇傾向や、学生数の増加傾向を受けて市場環境が良好に推移とみられるなか、高付加価値の自社物件開発をはじめ、市場競争力の高い新規物件開発を進めることで主力の不動産賃貸管理事業の伸長を見込む。また前期に連結化した子会社の通年寄与なども業績向上に貢献する見通しだ。

　なお、１９年１０月期決算は、売上高４２６億６７００万円（前の期比９．６％増）、営業利益３４億２５００万円（同１５．８％増）、純利益２３億７００万円（同１１．０％増）だった。

　同時に、上限を５万株（発行済み株数の１．０４％）、または２億５０００万円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は１２月１６日から２０年１月２４日までで、株主還元や、資本効率の向上と経営環境に応じた機動的な資本政策を遂行することが目的という。

出所：MINKABU PRESS