三ツ知、非開示だった今期経常は16％減益、未定だった配当は36.5円実施、実質16％減配

　三ツ知 <3439> [東証Ｓ] が4月28日大引け後(15:30)に決算を発表。22年6月期第3四半期累計(21年7月-22年3月)の連結経常利益は前年同期比35.8％増の4億9700万円に拡大した。
　しかしながら、併せて非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比16.0％減の5億1900万円に減る見通しを示した。

　会社側が発表した第3四半期累計の実績と通期計画に基づいて、当社が試算した4-6月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比91.3％減の2200万円に大きく落ち込む計算になる。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は36.5円(前期は1→2の株式分割前で55円)実施する方針とした。
　21年12月に実施した1→2の株式分割を考慮すると、実質16.4％減配となる。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比33.4％減の1億9900万円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の6.1％→4.7％に悪化した。

株探ニュース