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帝人のニュース
26日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:景気敏感セクターへのセクターローテーションを意識
■住友電、21/3上方修正 営業利益1000億円←900億円
■前場の注目材料:大日印、EV電池外装材を増産、新工場を6月稼働
■景気敏感セクターへのセクターローテーションを意識
26日の日本株市場は売り一巡後の底堅さを見極める展開になりそうだ。25日の米国市場は大幅に下落しており、NYダウは559ドル安だった。ナスダックは478ポイント安となり、前日のリバウンド部分を帳消しにしている。週次新規失業保険申請件数が市場の予想以上に減少したほか、追加経済対策や新型コロナワクチンの普及による景気回復への期待が下支えとなったものの、7年債入札の結果が不振で長期金利が急上昇したため警戒感が高まった。特に割高感が意識されやすいハイテク株を中心に売りが強まっていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比570円安の29620円。円相場は1ドル106円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好からインデックス主導での下落となり、前日のリバウンド部分を帳消しにしてこよう。前日にリバウンドをみせていたハイテク株へは失望売りも加わりそうである。また、VIX指数は一時30を超える急伸となったほか、SOX指数は大幅に下落しており、ハイテク株への利益確定の流れは強まりやすいところである。まずは売り一巡後の底堅さを見極める流れになりそうだ。
もっとも、ここ数カ月は月末最終日に大きく調整する状況が続いており、ある程度は想定されていた下落との見方にもつながるだろう。また、リスク回避姿勢が強まったことによる下落ではなく、景気回復期待を背景とした長期金利の上昇であり、それに伴って割高感が指摘されていたハイテク株など、コロナ禍においてこれまで相場をけん引してきた銘柄への利益確定の流れである。一方で、景気回復への期待感から原油相場は上昇傾向にあるなど、景気敏感セクターへのセクターローテーションが起こってきているとの見方になりそうだ。
ナスダックの弱い流れからマザーズの時価総額上位銘柄などへは売りが出やすいと考えられるが、コロナ収束への思惑から売り込まれていた銘柄に対する水準修正の流れは意識されやすいところである。また、月末最終日の大幅調整が想定内となれば、大きく値を下げる場面においては押し目を拾う動きも意識されそうである。
■住友電、21/3上方修正 営業利益1000億円←900億円
住友電<5802>は2021年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は900億円から1000億円に上方修正している。自動車関連製品の売上が想定を上回る見通しとなったことに加え、生産性向上によるコスト削減の他、持分法による投資損益の改善も見込まれるため。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(30168.27、+496.57)
・1ドル106円20-30銭
・米原油先物は上昇(63.53、+0.31)
・日銀のETF購入
・海外コロナ向けワクチン接種の進展
・世界的金融緩和の長期化
・大日印<7912>EV電池外装材を増産、新工場を6月稼働
・新報国製鉄<5542>900℃で膨張しない合金、量産技術
・三菱ケミHD<4188>基盤強化に集中、新中計2カ年、資産圧縮1800億円
・日立<6501>環境投資840億円、全事業所、10年で「炭素ゼロ」
・楽天<4755>JICAと途上国支援で連携
・シャープ<6753>「堺」株売却、資本関係解消、パネル調達は継続
・塩野義<4507>下水からコロナウイルスを高感度検出、感度100倍実現
・住友商事<8053>「SOSiLA板橋」来月稼働、物流ラストワンマイル対応
・長瀬産業<8012>自家消費向け蓄電池システムの電池盤開発
・丸紅<8002>伊小型衛星社と提携、独占販売代理店契約
・豊田合成<7282>宮城に大型内外装品工場、22年夏めど稼働
・富士通<6702>世界標準開発で新組織、サービス事業に新基軸
・三菱ケミHD<4188>リチウム電池用電解液の生産性向上、来年、米に技術導入
・帝人<3401>スポーツ用途で炭素繊維中間材料の新ブランド、テニス・ゴルフなど
・ユニチカ<3103>PVA系繊維の紡績糸など、4月から値上げ
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 2月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:-0.4%、1月:-0.5%)
・08:50 1月鉱工業生産速報値(前月比予想:+3.8%、12月:-1.0%)
<海外>
・特になし <ST>
■株式見通し:景気敏感セクターへのセクターローテーションを意識
■住友電、21/3上方修正 営業利益1000億円←900億円
■前場の注目材料:大日印、EV電池外装材を増産、新工場を6月稼働
■景気敏感セクターへのセクターローテーションを意識
26日の日本株市場は売り一巡後の底堅さを見極める展開になりそうだ。25日の米国市場は大幅に下落しており、NYダウは559ドル安だった。ナスダックは478ポイント安となり、前日のリバウンド部分を帳消しにしている。週次新規失業保険申請件数が市場の予想以上に減少したほか、追加経済対策や新型コロナワクチンの普及による景気回復への期待が下支えとなったものの、7年債入札の結果が不振で長期金利が急上昇したため警戒感が高まった。特に割高感が意識されやすいハイテク株を中心に売りが強まっていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比570円安の29620円。円相場は1ドル106円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好からインデックス主導での下落となり、前日のリバウンド部分を帳消しにしてこよう。前日にリバウンドをみせていたハイテク株へは失望売りも加わりそうである。また、VIX指数は一時30を超える急伸となったほか、SOX指数は大幅に下落しており、ハイテク株への利益確定の流れは強まりやすいところである。まずは売り一巡後の底堅さを見極める流れになりそうだ。
もっとも、ここ数カ月は月末最終日に大きく調整する状況が続いており、ある程度は想定されていた下落との見方にもつながるだろう。また、リスク回避姿勢が強まったことによる下落ではなく、景気回復期待を背景とした長期金利の上昇であり、それに伴って割高感が指摘されていたハイテク株など、コロナ禍においてこれまで相場をけん引してきた銘柄への利益確定の流れである。一方で、景気回復への期待感から原油相場は上昇傾向にあるなど、景気敏感セクターへのセクターローテーションが起こってきているとの見方になりそうだ。
ナスダックの弱い流れからマザーズの時価総額上位銘柄などへは売りが出やすいと考えられるが、コロナ収束への思惑から売り込まれていた銘柄に対する水準修正の流れは意識されやすいところである。また、月末最終日の大幅調整が想定内となれば、大きく値を下げる場面においては押し目を拾う動きも意識されそうである。
■住友電、21/3上方修正 営業利益1000億円←900億円
住友電<5802>は2021年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は900億円から1000億円に上方修正している。自動車関連製品の売上が想定を上回る見通しとなったことに加え、生産性向上によるコスト削減の他、持分法による投資損益の改善も見込まれるため。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(30168.27、+496.57)
・1ドル106円20-30銭
・米原油先物は上昇(63.53、+0.31)
・日銀のETF購入
・海外コロナ向けワクチン接種の進展
・世界的金融緩和の長期化
・大日印<7912>EV電池外装材を増産、新工場を6月稼働
・新報国製鉄<5542>900℃で膨張しない合金、量産技術
・三菱ケミHD<4188>基盤強化に集中、新中計2カ年、資産圧縮1800億円
・日立<6501>環境投資840億円、全事業所、10年で「炭素ゼロ」
・楽天<4755>JICAと途上国支援で連携
・シャープ<6753>「堺」株売却、資本関係解消、パネル調達は継続
・塩野義<4507>下水からコロナウイルスを高感度検出、感度100倍実現
・住友商事<8053>「SOSiLA板橋」来月稼働、物流ラストワンマイル対応
・長瀬産業<8012>自家消費向け蓄電池システムの電池盤開発
・丸紅<8002>伊小型衛星社と提携、独占販売代理店契約
・豊田合成<7282>宮城に大型内外装品工場、22年夏めど稼働
・富士通<6702>世界標準開発で新組織、サービス事業に新基軸
・三菱ケミHD<4188>リチウム電池用電解液の生産性向上、来年、米に技術導入
・帝人<3401>スポーツ用途で炭素繊維中間材料の新ブランド、テニス・ゴルフなど
・ユニチカ<3103>PVA系繊維の紡績糸など、4月から値上げ
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 2月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:-0.4%、1月:-0.5%)
・08:50 1月鉱工業生産速報値(前月比予想:+3.8%、12月:-1.0%)
<海外>
・特になし <ST>
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