クスリのアオキが反落、１５年５月期増収減益見通しを嫌気

　クスリのアオキ<3398.T>が反落。２７日の取引終了後に発表した本決算で、１５年５月期は売上高１３３０億円（前期比１６．２％増）、営業利益５４億９１００万円（同７．９％減）、純利益３８億８０００万円（同０．４％増）と増収営業減益を見込んでいることが嫌気されている。ドラッグストア４０店舗の新規出店を行うほか、ドラッグストア併設調剤薬局２６薬局の新規開設を計画しているが、前期の反動や価格競争の激化などが利益を圧迫する見通し。
　１４年５月期は、売上高１１４４億１１００万円（前の期比２２．８％増）、営業利益５９億５９００万円（同３５．９％増）、純利益３８億６３００万円（同３３．５％増）となった。ドラッグストア３３店舗の出店やドラッグストア併設調剤薬局１８薬局の新規開設効果に加えて、消費増税に伴う駆け込み需要などが寄与した。
　なお、同時に６月度（５月２１日～６月２０日）の営業速報を発表しており、ドラッグ店舗と調剤薬局を合わせた既存店の合計は前年同月比０．１％減とわずかながら２カ月連続で前年実績を下回った。

クスリのアオキの株価は９時６分現在３４６５円（▼５５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）