クロスプラスは大幅続落、冬物衣料不振で１９年１月期業績予想を下方修正

　クロスプラス<3320.T>は大幅続落し年初来安値を更新している。前週末１４日の取引終了後、１９年１月期の連結業績予想について、売上高を６５０億円から６３０億円（前期比０．３％増）へ、営業損益を５億円の黒字から収支均衡（前期３億８５００万円の黒字）へ、純利益を５億円から１億５０００万円（前期比７７．５％減）へ下方修正したことが嫌気されている。

　大型台風や豪雨などの天候不順による消費の低迷に加えて、１０月以降に気温が高めに推移したことで特に単価の高いコートなどの冬物衣料の販売が不振だった。また、ヤング市場が低調でヤング専門店向けＯＤＭ・ＯＥＭ販売を中心とする子会社スタイリンクの不振なども響いた。さらに、販売単価が低下したことで売上総利益率が低下したことも利益を押し下げた。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（２～１０月）決算は、売上高４６８億７４００万円（前年同期比０．７％増）、営業利益５８００万円（同９１．５％減）、純利益２億４９００万円（同６４．９％減）だった。

出所：minkabuPRESS