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帝国繊維のニュース
日経平均株価
始値 38935.53
高値 39250.12(14:43)
安値 38876.81(09:13)
大引け 39166.19(前日比 -41.84 、 -0.11% )
売買高 23億6583万株 (東証プライム概算)
売買代金 6兆0403億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続落、後場終盤に急速下げ渋る場面も
2.前日の米株軟調受け、東京市場も様子見姿勢強い
3.1月の米PCEデフレーターの発表直前で上値に重さ
4.後場は下げ渋る、リバランス売り一巡で押し目買い
5.MSCI銘柄見直しに絡む売買も加わり売買代金活況
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比23ドル安と小幅に3日続落した。米個人消費支出(PCE)デフレーターの公表を控え利益確定の売りが優勢となった。
東京市場では、前日の米株安を受け朝方から日経平均株価は軟調な値動きで後場寄りも一段安に売られたが、その後は急速に下げ渋り一時プラス圏に浮上する場面もあった。
29日の東京市場は、リスク回避ムードで日経平均は総じて軟調に推移したが、下値では押し目買いが活発で底堅さを発揮した。前日の米国株市場はNYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも終始マイナス圏で推移するなど見送りムードで、翌日発表予定の1月の米PCEデフレーターを見極めたいとの思惑が強く、ポジション調整の売りが上値を押さえた。これを受けて東京市場でも様子見姿勢の強い地合いとなった。後場に入ると、いったん下げ幅を広げた後に急速に下げ渋る展開に。前場で機関投資家のリバランス売りが一巡したほか、大型株中心に押し目買いが入り全体指数を押し上げた。日経平均は一時上昇に転じる場面もあった。なお、TOPIXはプラス圏で取引を終えている。MSCIの銘柄見直しに絡む売買も加わり、全体売買代金は6兆円台に膨らんだ。
個別では、レーザーテック<6920>が安く、SCREENホールディングス<7735>も売りに押された。ソフトバンクグループ<9984>、ルネサスエレクトロニクス<6723>が軟調、三井E&S<7003>も利食われた。東京電力ホールディングス<9501>も安い。レノバ<9519>、広済堂ホールディングス<7868>が売られ、日本ペイントホールディングス<4612>も下落。東京ガス<9531>も値を下げた。
半面、トヨタ自動車<7203>が堅調、東京エレクトロン<8035>もしっかり。野村マイクロ・サイエンス<6254>も上値追いが続いた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも買いが優勢だった。川崎汽船<9107>など海運株が物色人気。アルプス物流<9055>はストップ高に買われ、JVCケンウッド<6632>が急騰、セブン&アイ・ホールディングス<3382>も活況高。あおぞら銀行<8304>が値を飛ばし、四国化成ホールディングス<4099>も大幅高。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、セブン&アイ <3382>、トヨタ <7203>、HOYA <7741>、豊田通商 <8015>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約73円。うち38円は東エレク1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、ファナック <6954>、ダイキン <6367>、リクルート <6098>、第一三共 <4568>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約64円。
東証33業種のうち上昇は16業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)小売業、(3)鉱業、(4)銀行業、(5)保険業。一方、下落率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)鉄鋼、(3)非鉄金属、(4)医薬品、(5)繊維製品。
■個別材料株
△大成温調 <1904> [東証S]
64万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△大黒天 <2791> [東証P]
SBI証券が目標株価を1万750円に引き上げ。
△ダイドー <3205> [東証S]
ストラテジックの保有割合上昇で思惑。
△セブン&アイ <3382> [東証P]
「イトーヨーカ堂を売却検討」との報道。
△四国化HD <4099> [東証P]
自社株取得を好感。
△アイビー <4918> [東証S]
特許査定受領の発表を材料視。
△三菱食品 <7451> [東証S]
日本KFC売却報道で三菱商の系列企業に関心が向かう。
△あおぞら銀 <8304> [東証P]
旧村上ファンド系が5%超保有。
△日産証券G <8705> [東証S]
増配見通しを好感。
△アルプス物流 <9055> [東証P]
アルプスアルの保有株巡り「売却プロセス進行中」との報道。
▼リブワーク <1431> [東証G]
公募・売り出しなどの受渡日で利益確定売り膨らむ。
▼イビデン <4062> [東証P]
700億円のユーロ円CB発行で希薄化に警戒感。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)アルプス物流 <9055>、(2)大黒天 <2791>、(3)JVCケンウ <6632>、(4)四国化HD <4099>、(5)あおぞら銀 <8304>、(6)ミツバ <7280>、(7)住友理工 <5191>、(8)セブン&アイ <3382>、(9)Jエレベータ <6544>、(10)松屋フーズ <9887>。
値下がり率上位10傑は(1)Jディスプレ <6740>、(2)Ine <4933>、(3)瑞光 <6279>、(4)レノバ <9519>、(5)広済堂HD <7868>、(6)JMDC <4483>、(7)京阪神ビル <8818>、(8)東電HD <9501>、(9)帝繊維 <3302>、(10)ネットプロ <7383>。
【大引け】
日経平均は前日比41.84円(0.11%)安の3万9166.19円。TOPIXは前日比0.78(0.03%)高の2675.73。出来高は概算で23億6583万株。東証プライムの値上がり銘柄数は692、値下がり銘柄数は927となった。東証グロース250指数は772.39ポイント(7.32ポイント安)。
[2024年2月29日]
株探ニュース
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