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RIZAP-G Research Memo(6):chocoZAP本格投資開始以来、初の四半期営業黒字化を達成

配信元:フィスコ
投稿:2024/02/22 16:16
*16:16JST RIZAP-G Research Memo(6):chocoZAP本格投資開始以来、初の四半期営業黒字化を達成 ■業績動向

1. 2024年3月期第3四半期の業績概要
RIZAPグループ<2928>の2024年3月期第3四半期の業績は、売上収益が122,988百万円(前年同期比6.7%増)、営業損失が4,769百万円(前年同期は1,089百万円の損失)、税引前四半期損失が7,089百万円(同2,595百万円の損失)、親会社の所有者に帰属する四半期損失が7,691百万円(同8,619百万円の損失)となった。四半期ごとの営業利益推移では、chocoZAP事業への本格投資を開始した2023年3月期第3四半期以来、4四半期ぶりの営業黒字を達成した。

売上収益に関しては、本格展開をしているコンビニジム「chocoZAP」の拡大に注力し、RIZAP関連事業(chocoZAP事業含む)は大幅に増収(前年同期比14,358百万円増)となった。2024年3月期第3四半期までにchocoZAPを746店舗出店し、2023年12月末時点の店舗数は1,225店となった。その後2024年2月14日時点で1,333店まで増え、会員数は112万人超となっている。既存事業では、アンティローザをはじめとする増収分(同2,388百万円増)があった一方で、REXT等の店舗構造改革等に伴う減収(同1,957百万円減)や子会社BRUNO傘下のシカタ事業を前期末に売却した影響(同3,927百万円減)があった。営業利益に関しては、2024年3月期をchocoZAP事業への戦略的投資を加速させる先行投資期間として位置付け、chocoZAP店舗の出店投資や広告・販促投資を計画的に行ったこと、また、既存事業においては原材料高・仕入価格の上昇の影響等も続き、グループ全体では営業減益となった。

(1) ヘルスケア・美容事業セグメント
前述のchocoZAP事業への戦略投資と並行して、既存のボディメイク事業においては、サブスク型(生涯型)ビジネスモデルへの転換により会員の継続率及びLTV(顧客1人当たりの生涯売上)が上昇した。MRKホールディングス<9980>では、婦人下着等の事業において、新商品の展開準備や新規出店や移転・改装投資を行った。ヘルスケア・美容セグメントの売上高は45,079百万円(前年同期比45.6%増)、営業損失は5,900百万円(前年同期は2,955百万円の損失)となった。

(2) ライフスタイル事業セグメント
REXTでは、トレカ事業・エンタメ事業・リユース事業それぞれにおいては高収益業態への転換が進み、収益性が改善した。BRUNOは中国での自社サイト展開が活況を呈し、国内でもアウトドア関連やトラベル関連が好調だったものの、主力のキッチン家電やインテリア家電商品が巣ごもり需要の落ち着きを見せたことから減収減益となった。夢展望<3185>では、秋以降の天候の影響、仕入単価の上昇や物流費高騰などにより減収減益となった。ライフスタイルセグメントの売上高は62,868百万円(前年同期比7.2%減)、営業利益は1,530百万円(同17.5%減)となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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配信元: フィスコ
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