イフジ産業、今期経常を8％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額

　イフジ産業 <2924> が3月12日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の10.5億円→11.4億円(前期は9.5億円)に8.1％上方修正し、増益率が11.1％増→20.2％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.5億円→6.3億円(前年同期は4.9億円)に15.6％増額し、増益率が12.4％増→30.0％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の22円→24円(前期は20円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、前回発表予想を下回る見込みとなりました。これは、鶏卵関連事業において鶏卵相場が予想よりも低く推移し、連動する液卵の販売単価が低下していることに加え、販売数量が、新規取引先の獲得に積極的に取り組んだものの、土産菓子向け・外食向け等の需要が落ち込んでいることから、前回発表予想を下回っていることによります。また、調味料関連事業において既存得意先への販売が前回発表予想を下回りました。　一方、損益につきましては、新規取引先への販売数量の増加や購買施策の多様化による材料費の低減、工場の生産効率の向上や歩留まりの向上等、業績を向上させるべく様々な施策を講じたことが寄与したことにより、前回発表予想を上回る見込みとなりました。

　2021 年３月期の配当予想につきましては、上記業績予想及び配当の基本方針である連結目標配当性向25～30％を勘案し、期末配当予想を１株当たり14円とし、前回予想から２円増配といたします。（注）上記の予想は、本資料の公表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。