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ハウス食品グループ本社のニュース
~CO2排出量16.3%、エネルギー使用量21.5%削減へ~
ハウス食品グループ本社株式会社(代表取締役社長:浦上 博史、本社:東京都千代田区)とJFEエンジニアリング株式会社(代表取締役社長:福田 一美、本社:東京都千代田区)は、「多拠点一括エネルギーネットワークサービス」※1の稼働を、2024年4月より開始しました。本サービスは、ハウス食品の静岡工場で発電した電力を、ハウス食品グループの国内関係会社・事業所に融通するものです。
本サービスの導入にあたり今回新設された大型のガスコージェネレーションシステムは、約12,000世帯相当※2の発電能力を有し、同様のシステムを活用した同一企業グループ8社18拠点への電力融通は、拠点数として国内最多となります。
【ハウス食品グループの“多拠点一括エネルギーネットワークサービス”の概念図】
ハウス食品グループは、企業として「社会への責任」を果たすため、循環型モデル構築を目指して「ハウス食品グループ長期環境戦略2050」を策定しました。その重要課題のひとつである「気候変動への対応」の主要な取り組みとして、2018年からJFEエンジニアリングと“新しいエネルギーネットワーク”の構築に向けて進めてまいりました。
【多拠点一括エネルギーネットワークサービスの特徴】
1.JFEエンジニアリングがハウス食品の静岡工場内に発電施設(ガスコージェネレーションシステム)を建設・運営し、「電力」と「熱(蒸気、温水)」を供給するサービスを提供
2.同施設で発電した電力を、静岡工場内で使用するほか、発電と同時に発生する副産物の熱を「蒸気」と「温水」に変換し、同工場の生産活動に有効利用
3.静岡工場の余剰電力と、JFEエンジニアリンググループが保有する低CO2電力を、送電ネットワークを活用して8社18拠点(ハウス食品グループの大阪本社、東京本社、千葉研究センターやグループ会社事業所)に供給
ガスコージェネレーションシステム外観
静岡工場のレトルト製造工程内にある「クッカー」と呼ばれる大きな釜
本取り組みにより、対象となる拠点のCO2排出量を16.3%(2022年度比)、静岡工場のエネルギー使用量を21.5%(2020年度比)削減できる見込みです。
都市ガス等を利用して発電するガスコージェネレーションシステムは、発電と同時に発生する熱を「蒸気」と「温水」にして有効利用することでエネルギーを無駄なく利用できます。ハウス食品は、カレーなど製品の製造時に「蒸気」と「温水」を多く使用するため、発電施設を工場内に持つことで発生する熱を無駄なく活用でき、より高いエネルギー効率の実現につながります。
ハウス食品グループは、気候変動など様々な環境課題を解決に向けて、これからもCO2削減の取組みをグループ全体で進めてまいります。また、JFEエンジニアリンググループはエネルギー分野をはじめ、お客様のカーボンニュートラルに向けたトータルソリューションをワンストップで提供してまいります。
※1 サービス名称 「JFE-METS」:https://www.jfe-eng.co.jp/products/power/ele04.html
2019年度省エネ大賞受賞(2020年1月30日公表)
https://www.jfe-eng.co.jp/news/2020/20200130.html
※2 一般家庭の世帯当たり年間電気消費量4,175kWh(環境省データ)にもとづきハウス食品グループ本社にて算出
環境省データ
URL:https://www.env.go.jp/earth/ondanka/kateico2tokei/energy/detail/01/#gsc.tab=0
【本プロジェクト責任者のコメント】
ハウス食品グループ本社株式会社 サステナビリティ推進部 部長 南 俊哉
「本サービス導入は、2050年カーボンニュートラルに向け、CO2削減効果の大きい重要な施策であり、グループ各社一丸となって実現した取り組みです。しかし、これは子どもたちに残すべき脱炭素社会の未来に向けてのステップの一つにすぎません。力を緩めず、今後もJFEエンジニアリング様含め、ステークホルダーの皆様と共創しながら、次世代エネルギー導入を視野に入れ、『社会への責任』として気候変動への対応を加速してまいります。」
JFEエンジニアリング株式会社 エネルギーサービス事業推進部 部長 坂本 賢美
「カーボンニュートラルを推進しつつ産業活動を継続するためには再生可能エネルギーの活用だけでなく、限られたエネルギーを可能な限り有効に使う省エネ技術の導入が不可欠です。JFE-METSは産業に必要なエネルギーを出来るだけ環境負荷をかけずに生み出し、再生可能エネルギーとの組み合わせでお客様のカーボンニュートラル戦略を実現するツールとして提供しています。この度、ハウス食品クループ様のグループ全体での施策に貢献できることは大変光栄であり、さらなるご発展の助力となりますよう努めてまいります。」
【ガスコージェネレーション施設概要】メーカー:三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社
施工者:テス・エンジニアリング株式会社
発電出力:5,500kW
蒸気発生量:3.1t/h(0.95MPaG)
温水発生量:5,600MJ/h(70℃以上)
燃料供給者:袋井ガス株式会社
使用燃料:都市ガス(中圧供給)
運転開始:2024年4月1日
ガスコージェネレーションシステム
【ハウス食品静岡工場】所在地:静岡県袋井市新池524番地1号
竣工日:1982年12月
敷地面積:約122,000平方メートル
静岡工場は、ハウス食品の中で5番目に誕生した工場で、「咖喱屋カレー」、「バーモントカレー」、「北海道シチュー」、「とんがりコーン」などを製造しています。最新の設備と技術を取り入れており、特にレトルト工場での具材の自動計量や、レトルト釜による連続殺菌加工の技術が特長。国内トップクラスのレトルトカレー製造工場となっております。また原料や製品を積んで構内を走るのは、排気ガスや騒音のない無人の電気自走車。さらに太陽光パネルも設置しており、これにより年間約700トンのCO2排出量削減効果があります。
ハウス食品静岡工場
ハウス食品グループ本社株式会社(代表取締役社長:浦上 博史、本社:東京都千代田区)とJFEエンジニアリング株式会社(代表取締役社長:福田 一美、本社:東京都千代田区)は、「多拠点一括エネルギーネットワークサービス」※1の稼働を、2024年4月より開始しました。本サービスは、ハウス食品の静岡工場で発電した電力を、ハウス食品グループの国内関係会社・事業所に融通するものです。
本サービスの導入にあたり今回新設された大型のガスコージェネレーションシステムは、約12,000世帯相当※2の発電能力を有し、同様のシステムを活用した同一企業グループ8社18拠点への電力融通は、拠点数として国内最多となります。
【ハウス食品グループの“多拠点一括エネルギーネットワークサービス”の概念図】
ハウス食品グループは、企業として「社会への責任」を果たすため、循環型モデル構築を目指して「ハウス食品グループ長期環境戦略2050」を策定しました。その重要課題のひとつである「気候変動への対応」の主要な取り組みとして、2018年からJFEエンジニアリングと“新しいエネルギーネットワーク”の構築に向けて進めてまいりました。
【多拠点一括エネルギーネットワークサービスの特徴】
1.JFEエンジニアリングがハウス食品の静岡工場内に発電施設(ガスコージェネレーションシステム)を建設・運営し、「電力」と「熱(蒸気、温水)」を供給するサービスを提供
2.同施設で発電した電力を、静岡工場内で使用するほか、発電と同時に発生する副産物の熱を「蒸気」と「温水」に変換し、同工場の生産活動に有効利用
3.静岡工場の余剰電力と、JFEエンジニアリンググループが保有する低CO2電力を、送電ネットワークを活用して8社18拠点(ハウス食品グループの大阪本社、東京本社、千葉研究センターやグループ会社事業所)に供給
ガスコージェネレーションシステム外観
静岡工場のレトルト製造工程内にある「クッカー」と呼ばれる大きな釜
本取り組みにより、対象となる拠点のCO2排出量を16.3%(2022年度比)、静岡工場のエネルギー使用量を21.5%(2020年度比)削減できる見込みです。
都市ガス等を利用して発電するガスコージェネレーションシステムは、発電と同時に発生する熱を「蒸気」と「温水」にして有効利用することでエネルギーを無駄なく利用できます。ハウス食品は、カレーなど製品の製造時に「蒸気」と「温水」を多く使用するため、発電施設を工場内に持つことで発生する熱を無駄なく活用でき、より高いエネルギー効率の実現につながります。
ハウス食品グループは、気候変動など様々な環境課題を解決に向けて、これからもCO2削減の取組みをグループ全体で進めてまいります。また、JFEエンジニアリンググループはエネルギー分野をはじめ、お客様のカーボンニュートラルに向けたトータルソリューションをワンストップで提供してまいります。
※1 サービス名称 「JFE-METS」:https://www.jfe-eng.co.jp/products/power/ele04.html
2019年度省エネ大賞受賞(2020年1月30日公表)
https://www.jfe-eng.co.jp/news/2020/20200130.html
※2 一般家庭の世帯当たり年間電気消費量4,175kWh(環境省データ)にもとづきハウス食品グループ本社にて算出
環境省データ
URL:https://www.env.go.jp/earth/ondanka/kateico2tokei/energy/detail/01/#gsc.tab=0
【本プロジェクト責任者のコメント】
ハウス食品グループ本社株式会社 サステナビリティ推進部 部長 南 俊哉
「本サービス導入は、2050年カーボンニュートラルに向け、CO2削減効果の大きい重要な施策であり、グループ各社一丸となって実現した取り組みです。しかし、これは子どもたちに残すべき脱炭素社会の未来に向けてのステップの一つにすぎません。力を緩めず、今後もJFEエンジニアリング様含め、ステークホルダーの皆様と共創しながら、次世代エネルギー導入を視野に入れ、『社会への責任』として気候変動への対応を加速してまいります。」
JFEエンジニアリング株式会社 エネルギーサービス事業推進部 部長 坂本 賢美
「カーボンニュートラルを推進しつつ産業活動を継続するためには再生可能エネルギーの活用だけでなく、限られたエネルギーを可能な限り有効に使う省エネ技術の導入が不可欠です。JFE-METSは産業に必要なエネルギーを出来るだけ環境負荷をかけずに生み出し、再生可能エネルギーとの組み合わせでお客様のカーボンニュートラル戦略を実現するツールとして提供しています。この度、ハウス食品クループ様のグループ全体での施策に貢献できることは大変光栄であり、さらなるご発展の助力となりますよう努めてまいります。」
【ガスコージェネレーション施設概要】メーカー:三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社
施工者:テス・エンジニアリング株式会社
発電出力:5,500kW
蒸気発生量:3.1t/h(0.95MPaG)
温水発生量:5,600MJ/h(70℃以上)
燃料供給者:袋井ガス株式会社
使用燃料:都市ガス(中圧供給)
運転開始:2024年4月1日
ガスコージェネレーションシステム
【ハウス食品静岡工場】所在地:静岡県袋井市新池524番地1号
竣工日:1982年12月
敷地面積:約122,000平方メートル
静岡工場は、ハウス食品の中で5番目に誕生した工場で、「咖喱屋カレー」、「バーモントカレー」、「北海道シチュー」、「とんがりコーン」などを製造しています。最新の設備と技術を取り入れており、特にレトルト工場での具材の自動計量や、レトルト釜による連続殺菌加工の技術が特長。国内トップクラスのレトルトカレー製造工場となっております。また原料や製品を積んで構内を走るのは、排気ガスや騒音のない無人の電気自走車。さらに太陽光パネルも設置しており、これにより年間約700トンのCO2排出量削減効果があります。
ハウス食品静岡工場
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