4,172円
あらたのニュース
■KHネオケム <4189> 3,220円 (+170円、+5.6%)
KHネオケム <4189> が続急伸し年初来高値を更新。4日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を1120億円から1160億円(前期比50.0%増)へ、営業利益を155億円から185億円(同3.3倍)へ、純利益を110億円から130億円(同3.2倍)へ上方修正し、あわせて35円を予定していた期末配当予想を45円に引き上げたことが好感された。基礎化学品の溶剤や可塑剤原料、機能性材料の冷凍機油原料などで需要回復により販売数量が増加したことに加えて、ナフサ価格の上昇や需給バランスのタイト化などにより一部製品の海外市況が高騰するなか、販売価格の見直しを行ったことなどが寄与する。なお、年間配当は75円(前期60円)を予定している。第3四半期累計(1-9月)決算は、売上高837億7800万円(前年同期比52.5%増)、営業利益139億9800万円(同4.0倍)、純利益100億7700万円(同4.3倍)だった。
■あらた <2733> 4,290円 (+225円、+5.5%)
あらた <2733> が急反発。同社は11月4日大引け後に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比13.6%増の75.6億円に伸び、従来の3.9%減益予想から一転して増益で着地。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の105円→121円(前期は95円)に増額修正した。
■Sansan <4443> 13,850円 (+660円、+5.0%)
Sansan <4443> が急反発し年初来高値を更新。5日、建設機械・重機レンタル業界大手のアクティオ(東京都中央区)が、同社の法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」の「反社チェックオプション」を導入したと発表しており、これが好材料視された。アクティオでは19年から「Sansan」を全社で導入していたが、コンプライアンスチェックの1次スクリーニングの早期化と、営業生産性の向上を目的に反社チェックオプションの導入を決めたという。今回の導入により、アクティオでは網羅的なリスク検知が可能なコンプライアンス体制を構築したとしている。
■フジHD <4676> 1,263円 (+60円、+5.0%)
フジ・メディア・ホールディングス <4676> が続急伸。同社は4日取引終了後に、22年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しを前期比69.0%増の275億円(従来予想は216億円)に引き上げたことが好感されたようだ。売上高の見通しも同ほぼ横ばいの5201億円(従来予想は5097億円)に上方修正。広告市場がコロナ禍から回復傾向にあるほか、不動産市況も堅調なことを背景に、足もとでメディア・コンテンツ事業や都市開発・観光事業が堅調なことが主な要因だとしている。
■日水 <1332> 661円 (+26円、+4.1%)
日本水産 <1332> が大幅反発し、一時前日4日比5.5%高となる670円まで上昇した。同社は5日午後1時に、22年3月期連結業績予想について、売上高を6420億円から6730億円(前期比9.4%増)へ、営業利益を200億円から245億円(同36.1%増)へ、純利益を150億円から170億円(同18.1%増)へ、中間配当の増配により年間配当予想を9円50銭から11円へ上方修正しており、好感された。あわせて発表した22年3月期第2四半期累計(4-9月)連結営業利益は138億6600万円(前年同期比2.0倍)だった。上期は新型コロナウイルスの影響を大きく受けた前期の反動需要もあり、海外の水産・食品事業に加え、国内水産事業が好調に推移した。国内養殖事業やチルド事業における体質強化も進みつつあることから、通期見通しを上方修正するとしている。
■イーレックス <9517> 2,624円 (+102円、+4.0%)
イーレックス <9517> が3日ぶり大幅反発。4日の取引終了後、韓国サムスン物産と非効率石炭火力発電へのバイオマス燃料供給事業などに関する業務提携に向けた検討を開始することで覚書を締結したと発表しており、これが好材料視された。今回の合意により、両社が得意とする事業領域を有効活用することで、非効率石炭火力のバイオマス燃料供給事業のサービスの提供、大型バイオマス発電所への燃料供給を中心に再生可能エネルギー事業分野におけるその他の新規プロジェクトの検討を協議するという。なお、同件による22年3月期業績への影響は軽微としている。
■松風 <7979> 2,337円 (+71円、+3.1%)
松風 <7979> が大幅続伸。4日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4-9月)連結決算が、売上高138億6700万円(前年同期比23.6%増)、営業利益20億円(同2.2倍)、純利益15億600万円(同2.6倍)と大幅な増収増益となったことが好感された。主力のデンタル関連事業で北米、欧州及び中国を中心に既存製品の拡販が図れるなど、海外売上高が大幅に伸びたことが寄与した。なお、22年3月期通期業績予想は、売上高277億1000万円(前期比12.3%増)、営業利益30億1100万円(同30.9%増)、純利益22億2700万円(同33.0%増)の従来見通しを据え置いている。
■任天堂 <7974> 50,640円 (+1,500円、+3.1%)
任天堂 <7974> が大幅反発。4日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、営業利益を5000億円から5200億円(前期比18.8%減)へ、純利益を3400億円から3500億円(同27.1%減)へ上方修正し、あわせて1430円を予定していた年間配当予想を中間620円・期末870円の年1490円(前期2220円)に引き上げており、これが好材料視された。半導体部品などの供給不足により生産計画を見直したことで、ニンテンドースイッチハードウェアの予想販売数量を期初予想比150万台減の2400万台に修正した一方、同ソフトウェアの予想販売数量を上期の販売実績を考慮して1000万本増の2億本としたことで、売上高は1兆6000億円(前期比9.0%減)の従来見通しを据え置いた。ただ、ソフトウェアの売り上げ構成比が上昇することに加えて、想定為替レートを1ユーロ=120円から125円へ見直したことで、利益は計画を上回る見遠しとした。同時に発表した第2四半期累計(4-9月)決算は、売上高6242億7200万円(前年同期比18.9%減)、営業利益2199億5900万円(同24.5%減)、純利益1718億3400万円(同19.4%減)だった。
■リンナイ <5947> 12,020円 (+320円、+2.7%)
リンナイ <5947> が続伸。同社は5日午前10時40分に、22年3月期第2四半期累計(4-9月)連結営業利益が201億700万円(前年同期比55.2%増)と発表しており、増益への転換が好感された。通期計画410億円(前期比0.8%増)に対する進捗率は49.0%とほぼ計画に沿った進捗だった。上期は海外での販売が中国やアメリカを中心に想定を上回って好調であったことに加え、国内での販売も順調に推移。また、原材料価格や物流費高騰の中で原価低減が進んだとしている。
■ベルパーク <9441> 7,980円 (+210円、+2.7%)
ベルパーク <9441> [JQ]が高い。5日後場寄り前、12月31日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表しており、これが好感されたようだ。あわせて発表した21年12月期第3四半期累計(1-9月)の決算は、売上高808億500万円(前年同期比13.3%増)、営業利益40億4600万円(同10.1%減)だった。運営するキャリアショップにおいて携帯電話料金の見直しを検討する客の来店が増加したことから増収となった一方、来店客数の増加に伴い販管費が膨らんだことや通信事業者から受け取る手数料が減少したことなどが利益を押し下げた。
■UACJ <5741> 2,786円 (+69円、+2.5%)
UACJ <5741> が続伸。4日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を7000億円から7500億円(前期比31.6%増)へ、営業利益を330億円から500億円(同4.5倍)へ、純利益を120億円から200億円(前期32億6900万円の赤字)へ上方修正し、あわせて40円を予定していた期末一括配当を85円に引き上げると発表したことが好感された。アルミ地金価格の上昇による棚卸資産影響の好転や、北米を中心とした事業環境の好転に伴う販売数量の増加が要因という。また、想定していたコロナリスクが抑制傾向にあることも寄与する。なお、同時に発表した第2四半期累計(4-9月)決算は、売上高3650億3600万円(前年同期比38.0%増)、営業利益298億6600万円(前年同期11億2200万円の赤字)、最終利益173億円(同50億5200万円の赤字)だった。
■持田薬 <4534> 3,425円 (+80円、+2.4%)
持田製薬 <4534> が反発。5日午後2時ごろ、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1015億円から1065億円(前期比3.4%増)へ、営業利益を80億円から100億円(同16.7%減)へ、純利益を60億円から74億円(同13.8%減)へ上方修正したことが好感された。新薬の抗うつ剤「レクサプロ」、潰瘍性大腸炎治療剤「リアルダ」、慢性便秘症治療剤「グーフィス」「モビコール」、及び月経困難症治療剤「ディナゲスト」などの売り上げが伸長し、上期までの医薬品関連事業の業績が計画を上回ったことが要因としている。第2四半期累計(4-9月)決算は、売上高540億900万円(前年同期比4.6%増)、営業利益61億3100万円(同15.2%減)、純利益49億1600万円(同9.1%減)だった。同時に、上限を83万株(発行済み株数の2.17%)、または25億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されたようだ。取得期間は21年11月8日から22年3月24日までで、株主還元の充実や資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的としている。
■エスエムエス <2175> 4,725円 (+80円、+1.7%)
エス・エム・エス <2175> が4日続伸し年初来高値を更新。岩井コスモ証券は4日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価を3600円から5500円に引き上げた。同社は高齢社会に関わる介護や医療などの分野を事業領域としているインターネット関連企業。第2四半期累計(4-9月)の連結営業利益は前年同期比24.8%増の36億8200万円と堅調だった。好調な介護事業者向け経営支援プラットフォーム「カイポケ」と海外の医療関連サービスに、行動制限の緩和により介護・看護分野の人材関連サービスの改善が加わり、22年3月通期の同利益は前期比13.4%増の62億500万円と18期連続増益が見込める。同証券では、23年3月期の同利益は72億円を予想している。
■テレ東HD <9413> 2,260円 (+28円、+1.3%)
テレビ東京ホールディングス <9413> が5日続伸。4日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、営業利益を60億円から70億円(前期比33.9%増)へ、純利益を32億円から39億6000万円(同53.8%増)へ上方修正したことが好感された。テレビ東京のタイム及びスポット収入がともに想定を上回ったことや、アニメや配信といった成長分野も順調に推移していることが要因としている。なお、同時に発表した第2四半期累計(4-9月)決算は、営業利益45億800万円(前年同期比2.2倍)、純利益30億3700万円(同2.9倍)だった。
■味の素 <2802> 3,516円 (+35円、+1.0%)
味の素 <2802> が続伸。同社は4日取引終了後、22年3月期連結売上高が1兆1130億円から1兆1480億円(前期比7.1%増)へ、純利益が600億円から680億円(同14.4%増)へ、年間配当が44円から48円(前期は42円)へ、当初の会社計画を上回りそうだと発表しており、これが好感された。あわせて発表した22年3月期第2四半期累計(4-9月)連結純利益は541億5200万円(前年同期比47.7%増)だった。調味料・食品セグメントにおいて原燃料価格などの高騰の影響を受けるものの、ヘルスケア等セグメントにおいて電子材料及び医薬用・食品用アミノ酸での販売増が見込めるため、通期予想を上方修正したとしている。
※5日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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