イオン九州、前期経常を74％上方修正・9期ぶり最高益、配当も5円増額

　イオン九州 <2653> [ＪＱ] が3月23日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。21年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の19億円→33億円(前の期は8.3億円)に73.7％上方修正し、増益率が2.3倍→3.9倍に拡大し、9期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の経常利益も従来予想の27.4億円→41.4億円(前年同期は10億円)に51.0％増額し、増益率が2.7倍→4.1倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→15円(前の期は10円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社は、2020年10月７日に、上半期の業績及び2020年９月１日付け当社とマックスバリュ九州株式会社及びイオンストア九州株式会社との経営統合の影響等を踏まえ、業績予想を公表いたしました。経営統合後において、売上構成比の高い食品や、コロナ禍の需要に対応したホームセンター事業が好調に推移したことに加え、販促のデジタルシフト、働き方の見直し等、店舗運営コストの低減に継続して取り組んだ結果、通期の営業収益、営業利益、経常利益、当期純利益が予想数値を上回る見通しとなりました。

　当社は、中長期的な企業の価値向上と利益配分のバランスの最適化を図ることを重要政策と位置づけ、株主の皆さまに利益配分をさせていただくという基本方針に基づき、配当を決定しています。当期におきましては、上記のとおり通期の業績が当初の予想を上回る見込みとなったこと、また、2021年は当社の創業50周年を迎える年にあたることから、株主の皆さまの温かいご支援に感謝の意を表するため、2021年２月期の期末配当において、１株当たり５円の記念配当を実施することといたしました。これにより、2021年２月期の１株当たりの期末配当金は、普通配当の10円に記念配当の５円を加え、15円となります。