イオン九州が一時２３％高、販売施策強化が奏功し２０年２月期業績は計画上振れ

　イオン九州<2653.T>が急伸し一時、前日比３８８円（２２．７％）高の２１００円に買われている。２４日の取引終了後、集計中の２０年２月期単独業績について、売上高を２２００億円から２２２４億円（前期比０．９％減）へ、営業利益を３億円から６億円（同１２．０倍）へ、純利益を２億円から２億８０００万円（同６９．７％増）へ上方修正したことが好感されている。

　消費税増税後に一時的な反動減が発生することを想定し、増税前に秋冬商材の早期展開や家電など高単価商品の販売体制の強化を実施したほか、増税後にはイオンカード・ＷＡＯＮカード会員へのポイント還元企画、「ブラックフライデー」や「イオンのおトク満祭」などの販促施策の拡大、「イオン九州　本気の値下げ」などの販売施策を強化したことで、下期の売り上げが好調に推移したことが要因としている。また、店舗運営の効率化を推進したことも寄与したという。

出所：MINKABU PRESS