キリンＨＤ、第１四半期は営業益２．５倍

　キリンホールディングスが７日引け後、１０年１２月期第１四半期（１－３月）の連結決算を発表。売上高は前年同期比９．１％減の４４２７億７２００万円と伸び悩んだが、営業利益は同２．５倍の２３８億４６００万円と大幅増益を確保。最終損益は６１億５７００万円の黒字（前年同期は６１億７２００万円の赤字）に転じた。豪州関連会社のライオンネイサンフーズ社の決算期変更に伴い、売上高は減少したが、円安の影響で利益は増加した。国内では、ビール類が伸び悩んだものの、「キリンフリー」などノンアルコール飲料の好調が補った。業績予想は据え置き。１０年６月中間期（１－６月）の売上高は前年同期比２．９％減の１兆３００億円、営業利益は同２４．５％増の５００億円を見込んでいる。

　７日終値は２５円安の１３０６円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社