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ワールドホールディングスのニュース
■中期経営計画について
1. 中期経営計画の概要
ワールドホールディングス<2429>は2021年までの中期経営計画を2017年2月に発表している。中期経営計画の基本戦略として、中期経営計画の前半では既存の3つのコアビジネスを中心として、経営基盤の強化と既存ビジネスの周辺領域への拡大を図り、後半は新たなビジネス領域への進出によって事業の裾野を拡大する計画となっている。また、事業の拡大に当たってはグループシナジーが見込まれる企業等を中心にM&Aを活用も視野に入れている。
最終年度となる2021年12月期の経営数値目標としては、売上高で2,000億円(2016年12月期比2.1倍)、営業利益で100億円(同35%増)、ROE20%以上(2016年12月期実績33.5%)、自己資本比率20%以上(同19.4%)を掲げ、成長投資(M&A資金)として100億円を見込んでいる。2018年12月期までの実績は当初の目標をやや上回る順調なペースで進捗していたが、ここにきて市場環境が変化してきており、計画の見直しも視野に入れている。
具体的には、不動産市況がバブル的な様相を呈すなかで、事業用地の仕入を慎重に行っていることから、デベロップメント事業については当初目標をやや下回る可能性が高い。同様に情報通信事業も携帯電話販売の市場環境が厳しくなってきており、当面はスクラップ&ビルドを継続していく方針となったことから、九州エリア内でのシェア拡大戦略が遅れる可能性がある。これら売上高のマイナス要素を基幹事業である人材・教育ビジネスの成長加速によりカバーし、さらにはM&Aも駆使しながら当初の目標値である売上高2,000億円、営業利益100億円の達成を目指していく考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<YM>
1. 中期経営計画の概要
ワールドホールディングス<2429>は2021年までの中期経営計画を2017年2月に発表している。中期経営計画の基本戦略として、中期経営計画の前半では既存の3つのコアビジネスを中心として、経営基盤の強化と既存ビジネスの周辺領域への拡大を図り、後半は新たなビジネス領域への進出によって事業の裾野を拡大する計画となっている。また、事業の拡大に当たってはグループシナジーが見込まれる企業等を中心にM&Aを活用も視野に入れている。
最終年度となる2021年12月期の経営数値目標としては、売上高で2,000億円(2016年12月期比2.1倍)、営業利益で100億円(同35%増)、ROE20%以上(2016年12月期実績33.5%)、自己資本比率20%以上(同19.4%)を掲げ、成長投資(M&A資金)として100億円を見込んでいる。2018年12月期までの実績は当初の目標をやや上回る順調なペースで進捗していたが、ここにきて市場環境が変化してきており、計画の見直しも視野に入れている。
具体的には、不動産市況がバブル的な様相を呈すなかで、事業用地の仕入を慎重に行っていることから、デベロップメント事業については当初目標をやや下回る可能性が高い。同様に情報通信事業も携帯電話販売の市場環境が厳しくなってきており、当面はスクラップ&ビルドを継続していく方針となったことから、九州エリア内でのシェア拡大戦略が遅れる可能性がある。これら売上高のマイナス要素を基幹事業である人材・教育ビジネスの成長加速によりカバーし、さらにはM&Aも駆使しながら当初の目標値である売上高2,000億円、営業利益100億円の達成を目指していく考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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