バイオ関連が動意、国立大学のベンチャー立ち上げの動きが刺激材料に

　カイオム・バイオサイエンス<4583.T>、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング<7774.T>、セルシード<7776.T>、テラ<2191.T>、新日本科学<2395.T>などバイオ関連株の一角が動意づいている。国立大学が再生医療やロボット開発など自らの大学の研究成果を生かした起業を支援するベンチャーキャピタルを立ち上げると、１日付の日本経済新聞が１面トップで報じた。京都大と大阪大が第１弾となり、今夏にも政府が承認すると伝えられるなか、投資の合計金額では１０００億円規模となる見通し。ｉＰＳ細胞をつかった再生医療分野などが候補案件にあがっており、バイオベンチャー各社の株価を刺激している。ＳＴＡＰ細胞のテーマでは結果的に株価は踊らされる展開となってしまったが、時価は高値水準からは大きく調整しており、当面は戻り売りの洗礼も浴びにくいことも、動きを軽くしている。

新日本科学の株価は９時４分現在９４９円（△５円）
セルシードの株価は９時４分現在１１７７円（△１２円）
カイオムの株価は９時４分現在１６４５円（△１９円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）