震災の影響を見据えたシフトで利益は上振れ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ソーバル＜２１８６＞

　2011年9月30日、大証ジャスダックに上場するソーバルより、2012年
　2月期の第2四半期（3-8月期）決算が発表された。ソフトウエア開発会社の
　コアードを3月1日に完全子会社化したことに伴い、第2四半期決算としては、
　初めての連結決算となる。期初計画と比べると、売上高は東日本大震災の
　影響があったものの、ほぼ計画どおりの着地となった。一方、利益は期初
　計画よりも上振れする結果となった。

　東日本大震災の影響で売上が減少することを見越して、間接部門人員の
　直接部門への配置転換、研究開発費の減少による費用減などの手を打って
　いたことが奏功した。また、基盤事業を中心に主要クライアントからの
　受注が比較的強い状況にあるということ、新規クライアントの獲得が着実
　に進んでおり、企業買収による新規顧客獲得も効果を挙げていることを
　確認できた