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やまねメディカルのニュース
31日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は3日ぶり反発、ディフェンシブセクターや中小型株への物色継続
・ドル・円は下げ渋り、日本株高で円売りも
・値上がり寄与トップは資生堂<4911>、同2位はファーストリテ<9983>
■日経平均は3日ぶり反発、ディフェンシブセクターや中小型株への物色継続
日経平均は3日ぶり反発。93.70円高の22112.22円(出来高概算6億9331万株)で前場の取引を終えている。30日の米国市場では、イタリアの政局不安が一服し、投資家心理も持ち直し、米国債利回りの上昇を受けた金融関連銘柄を中心に買い戻しの動きが広がったほか、原油高も好感され、終日上昇となった。シカゴ225先物は大証比225円高の22255円で引けており、その水準を下回ってのスタートとなった。その後は、前日比100円超の推移が続いていたものの、前引けにかけて上値の重さが次第に意識され、上げ幅を小幅に縮小する展開となった。
東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1000を超え、全体の約5割程度を占めた。セクターでは、石油・石炭製品、ガラス・土石製品、精密機器、化学が堅調な半面、空運業や海運業はさえない。
指数インパクトの大きいところでは、資生堂<4911>とテルモ<4543>の2銘柄で日経平均を約23円程度押し上げたほか、ファーストリテ<9983>やリクルートHD<6098>などがそれに続いた。資生堂は、JPモルガンによる目標株価引き上げが好感された。同証券では、資生堂はこれまでマージン改善による踊り場知らずの対数的成長を続けているが、2020年を境にして、指数関数的成長要因も加わる可能性があると指摘している。また、化粧品の新カテゴリー領域での先行者利得は、株価にまだ織り込まれていない注目材料と捉えており、Best of Japan銘柄リストに採用しているようだ。
本日の東京市場は、イタリア政局・財政への不安がいったん後退する格好となっており、前日までの2営業日で日経平均は460円超下落している分、買い戻しの動きが広がった。ただ、前日に空けたマド(22240円処)を埋めるには至らず、自律反発の域は脱しておらず、週末には米5月雇用統計発表を控えているほか、欧州政治リスクや米朝首脳会談への思惑等から週を跨いでのポジションは取りにくいところである。
一方で、需給が悪化傾向にあった中小型株にも反発の動きが見られており、特にマザーズ指数は前日比1%超の大幅反発となった。本日新規上場した印刷及び集客支援のシェアリングプラットフォームなどを展開するラクスル<4384>が起爆剤となり、直近IPO銘柄中心に物色が活発になったもよう。これを受け、後場も引き続きディフェンシブセクターのほか、値動きの軽い中小型銘柄に対する物色が中心となりそうだ。
■ドル・円は下げ渋り、日本株高で円売りも
31日午前の東京市場で、ドル・円は下げ渋り。上値の重さを嫌気した売りが強まったが、日本株高の継続を背景とした円売りがドルを下支えした。
ドル・円は、前日海外市場で一時109円台を上抜けたが、短期にとどまった。その水準での上値の重さが意識され、ドルは朝方の108円90銭付近から108円半ばまで弱含む展開。ただ、日経平均株価のプラス圏推移で円売りが続いた。
ランチタイムの日経平均先物はプラス圏を維持しており、日本株高継続を意識したドル買い・円売りの流れは目先も続きそうだ。反面、前日発表された米1-3月期国内総生産(改定値)など経済指標の下振れが嫌気され、積極的なドル買いは手控えられよう。
ここまでの取引レンジは、ドル・円108円54銭から108円91銭、ユーロ・円は126円46銭から127円08銭、ユーロ・ドルは1.1647ドルから1.1671ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・やまねメディカル<2144>や、ヤマザキ<6147>など、3銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップは資生堂<4911>、同2位はファーストリテ<9983>
■経済指標・要人発言
・中国商務省
「米国との貿易摩擦を望まない」
「米中は大きな協調の機会があり、ワシントンで協議した措置の実行を望む」
・日・4月鉱工業生産速報値:前月比+0.3%(予想:+1.4%、3月:+1.4%)
・中・5月製造業PMI:51.9(予想:51.4、4月:51.4)
・中・5月非製造業PMI:54.9(予想:54.8、4月:54.8)
・豪・1-3月期民間設備投資:前期比+0.4%(予想:+1.0%、10-12月期:+0.2%←-0.2%)
・豪・4月民間部門信用:前月比+0.4%(予想:+0.4%、3月:+0.5%)
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
特になし
<海外>
・14:45 スイス・1-3月期GDP(前年比予想:+2.3%、10-12月期:+1.9%)
・G7財務相・中銀総裁会議(カナダ、6月2日まで)
・ブラジル休場(キリスト聖体祭)
<HH>
・日経平均は3日ぶり反発、ディフェンシブセクターや中小型株への物色継続
・ドル・円は下げ渋り、日本株高で円売りも
・値上がり寄与トップは資生堂<4911>、同2位はファーストリテ<9983>
■日経平均は3日ぶり反発、ディフェンシブセクターや中小型株への物色継続
日経平均は3日ぶり反発。93.70円高の22112.22円(出来高概算6億9331万株)で前場の取引を終えている。30日の米国市場では、イタリアの政局不安が一服し、投資家心理も持ち直し、米国債利回りの上昇を受けた金融関連銘柄を中心に買い戻しの動きが広がったほか、原油高も好感され、終日上昇となった。シカゴ225先物は大証比225円高の22255円で引けており、その水準を下回ってのスタートとなった。その後は、前日比100円超の推移が続いていたものの、前引けにかけて上値の重さが次第に意識され、上げ幅を小幅に縮小する展開となった。
東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1000を超え、全体の約5割程度を占めた。セクターでは、石油・石炭製品、ガラス・土石製品、精密機器、化学が堅調な半面、空運業や海運業はさえない。
指数インパクトの大きいところでは、資生堂<4911>とテルモ<4543>の2銘柄で日経平均を約23円程度押し上げたほか、ファーストリテ<9983>やリクルートHD<6098>などがそれに続いた。資生堂は、JPモルガンによる目標株価引き上げが好感された。同証券では、資生堂はこれまでマージン改善による踊り場知らずの対数的成長を続けているが、2020年を境にして、指数関数的成長要因も加わる可能性があると指摘している。また、化粧品の新カテゴリー領域での先行者利得は、株価にまだ織り込まれていない注目材料と捉えており、Best of Japan銘柄リストに採用しているようだ。
本日の東京市場は、イタリア政局・財政への不安がいったん後退する格好となっており、前日までの2営業日で日経平均は460円超下落している分、買い戻しの動きが広がった。ただ、前日に空けたマド(22240円処)を埋めるには至らず、自律反発の域は脱しておらず、週末には米5月雇用統計発表を控えているほか、欧州政治リスクや米朝首脳会談への思惑等から週を跨いでのポジションは取りにくいところである。
一方で、需給が悪化傾向にあった中小型株にも反発の動きが見られており、特にマザーズ指数は前日比1%超の大幅反発となった。本日新規上場した印刷及び集客支援のシェアリングプラットフォームなどを展開するラクスル<4384>が起爆剤となり、直近IPO銘柄中心に物色が活発になったもよう。これを受け、後場も引き続きディフェンシブセクターのほか、値動きの軽い中小型銘柄に対する物色が中心となりそうだ。
■ドル・円は下げ渋り、日本株高で円売りも
31日午前の東京市場で、ドル・円は下げ渋り。上値の重さを嫌気した売りが強まったが、日本株高の継続を背景とした円売りがドルを下支えした。
ドル・円は、前日海外市場で一時109円台を上抜けたが、短期にとどまった。その水準での上値の重さが意識され、ドルは朝方の108円90銭付近から108円半ばまで弱含む展開。ただ、日経平均株価のプラス圏推移で円売りが続いた。
ランチタイムの日経平均先物はプラス圏を維持しており、日本株高継続を意識したドル買い・円売りの流れは目先も続きそうだ。反面、前日発表された米1-3月期国内総生産(改定値)など経済指標の下振れが嫌気され、積極的なドル買いは手控えられよう。
ここまでの取引レンジは、ドル・円108円54銭から108円91銭、ユーロ・円は126円46銭から127円08銭、ユーロ・ドルは1.1647ドルから1.1671ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・やまねメディカル<2144>や、ヤマザキ<6147>など、3銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップは資生堂<4911>、同2位はファーストリテ<9983>
■経済指標・要人発言
・中国商務省
「米国との貿易摩擦を望まない」
「米中は大きな協調の機会があり、ワシントンで協議した措置の実行を望む」
・日・4月鉱工業生産速報値:前月比+0.3%(予想:+1.4%、3月:+1.4%)
・中・5月製造業PMI:51.9(予想:51.4、4月:51.4)
・中・5月非製造業PMI:54.9(予想:54.8、4月:54.8)
・豪・1-3月期民間設備投資:前期比+0.4%(予想:+1.0%、10-12月期:+0.2%←-0.2%)
・豪・4月民間部門信用:前月比+0.4%(予想:+0.4%、3月:+0.5%)
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
特になし
<海外>
・14:45 スイス・1-3月期GDP(前年比予想:+2.3%、10-12月期:+1.9%)
・G7財務相・中銀総裁会議(カナダ、6月2日まで)
・ブラジル休場(キリスト聖体祭)
<HH>
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