840円
日本M&Aセンターホールディングスのニュース
■ギックス <9219> 1,783円 (+300円、+20.2%) ストップ高
ギックス <9219> [東証G]がストップ高。データ分析を駆使した業務効率化など企業のコンサルティングを手掛けるが、業績は急成長途上にある。30日取引終了後に発表した23年6月期上期(22年7-12月)決算は営業利益が1億9500万円(前年同期比11.5倍)と高変化を示しており、これを材料視する形で投資資金が集中した。昨年3月に東証グロース市場に新規上場したばかりのニューフェースだが、時価総額100億円未満の小型株で足が軽く、上値妙味を見込んだ短期資金が流れ込んだ。
■東ソワール <8040> 985円 (+150円、+18.0%) ストップ高
東京ソワール <8040> がストップ高。30日の取引終了後、集計中の22年12月期単独業績について、売上高が140億円から142億4100万円(前の期比20.5%増)へ、営業利益が5000万円から3億3900万円(前の期11億8500万円の赤字)へ、純利益が2億4000万円から5億1900万円(前の期比73.6%増)へ上振れて着地したようだと発表したことから買いが流入した。小売事業を中心に店舗の集客が回復したことに加えて、販管費が想定を下回ったことが要因としている。なお、業績上振れに伴い、未定としていた期末一括配当を3期ぶり復配となる20円とした。
■M&A総研 <9552> 10,320円 (+1,500円、+17.0%) ストップ高
M&A総合研究所 <9552> [東証G]がストップ高。前週末の27日取引終了後に発表した23年9月期第1四半期(22年10-12月)の単体決算で、営業利益の通期計画に対する進捗率が44.4%に上った。M&A関連では、日本M&Aセンターホールディングス <2127> [東証P]やM&Aキャピタルパートナーズ <6080> [東証P]、ストライク <6196> [東証P]が相次いで減益決算を発表するなかにあって、M&A総研の好業績ぶりが際立つ格好となり、幅広い投資家層からの資金が集中したようだ。同社の22年10-12月期決算は、売上高が21億2500万円、営業利益が13億9800万円となった。昨年6月28日に新規上場したため、前年同期との単純比較はできないものの、前期に採用したM&Aアドバイザーが着実に結果を出しているとともに、成約単価の上昇が続いていることが主な要因となっている。
■バルカー <7995> 3,195円 (+424円、+15.3%) 一時ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。バルカー <7995> [東証P]が続急騰、一時ストップ高の3275円に買われた。30日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を560億円から610億円(前期比14.7%増)へ、営業利益を65億円から85億円(同21.9%増)へ、純利益を48億円から63億円(同30.1%増)へ上方修正し、期末配当予想を60円から90円へ引き上げたことが好感された。第3四半期までの業績で、主に先端産業市場における販売が想定以上の水準となったことに加えて、サプライチェーンの整備などの事業構造改革や原価低減に向けた取り組みを推進したことが奏功する。なお、年間配当予想は150円(前期125円)となる予定だ。同時に発表した第3四半期累計(22年4-12月)決算は、売上高456億6100万円(前年同期比18.0%増)、営業利益65億2600万円(同40.8%増)、純利益54億4600万円(同65.1%増)だった。あわせて上限を22万株(発行済み株数の1.24%)、または5億円とする自社株買いを実施すると発表しており、好材料視された。取得期間は1月31日から4月28日までで、株主への一層の利益還元と機動的な資本政策遂行による資本効率の向上を図ることが目的としている。
■中部電 <9502> 1,398円 (+111円、+8.6%)
東証プライムの上昇率3位。中部電力 <9502> [東証P]が急反発。30日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想と配当予想の修正を発表した。今期の最終損益の見通しは従来の1300億円の赤字から500億円の黒字(前期は430億2200万円の赤字)に見直した。更に、未定としていた期末配当予想については前期末と横ばいの25円とした。これらをポジティブ視した買い注文が集まったようだ。燃料価格や卸電力取引市場価格がこれまでの想定に比べ大幅に下落し、期ずれ差損が縮小する見込み。電源調達コストや、東京電力ホールディングス <9501> [東証P]と共同出資するJERAのLNGスポット調達の改善なども寄与する。売上高の見通しは従来の4兆1000億円から4兆円(前期比47.9%増)に引き下げた。
■三和HD <5929> 1,369円 (+104円、+8.2%)
東証プライムの上昇率4位。三和ホールディングス <5929> [東証P]が3日続急伸。31日午前11時30分ごろ、23年3月期の連結業績予想について、売上高を5450億円から5750億円(前期比22.6%増)へ、営業利益を450億円から540億円(同52.2%増)へ、純利益を280億円から310億円(同35.7%増)へ上方修正したことが好感された。国内で物流施設やメンテ・サービス事業が好調に推移しているほか、大型再開発案件などが貢献していることに加えて、米国事業で原材料価格高騰に対応した売価転嫁が想定以上に浸透したことが要因としている。同時に発表した第3四半期累計(22年4-12月)決算は、売上高4169億2600万円(前年同期比27.4%増)、営業利益354億2500万円(同85.0%増)、純利益227億7100万円(同94.7%増)だった。物流施設を中心とした重量シャッターが順調。ビル・マンションドア、軽量シャッターも堅調だった。
■東ガス <9531> 2,719円 (+185円、+7.3%)
東証プライムの上昇率5位。東京ガス <9531> [東証P]が3日続急伸。31日、23年3月期の連結業績予想の上方修正を発表した。最終利益の見通しを1180億円から2360億円(前期比2.5倍)などと大幅に引き上げたことを好感した買いが集まったようだ。売上高の見通しは3兆2730億円から3兆3770億円(同56.7%増)に見直した。原料費調整に伴う都市ガス単価の上昇や、最近のエネルギー価格動向などを業績予想に反映させた。
■NECキャピ <8793> 2,474円 (+154円、+6.6%)
東証プライムの上昇率6位。NECキャピタルソリューション <8793> [東証P]が8日続急伸、時価は20年2月以来約3年ぶりの高値圏となった。昨年12月下旬を境に一貫した上昇トレンドを形成、短期タームでも31日を含めた直近12営業日で前日終値を下回ったのはわずかに1日だけと上値指向が極めて強い。同社はNEC系のリース大手で情報通信機器を主に取り扱っている。足もとの業績はリース事業、インベストメント事業いずれも好調で、会社側想定を上回って推移している。30日取引終了後に23年3月期通期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の110億円から130億円(前期比24%増)に増額したほか、年間配当も従来計画の74円に36円上乗せして110円としており、これを好感する投資資金が流入した。配当利回りは前日30日終値換算で4.74%に達することで、インカムゲイン狙いの買いも呼び込んだ。
■りたりこ <7366> 2,627円 (+160円、+6.5%)
東証プライムの上昇率7位。LITALICO <7366> [東証P]が急反発。30日の取引終了後に発表した第3四半期累計(22年4-12月)連結決算が、売上高174億7200万円(前年同期比19.9%増)、営業利益22億4200万円(同31.8%増)、純利益11億1500万円(同37.3%増)と大幅な増収増益となったことが好感された。LITALICOワークスで10拠点、LITALICOジュニアで15拠点を新規に出店したことが業績を牽引した。また、LITALICOプラットフォームで契約事業所数が順調に増加したことに加えて、福祉ソフトの価格改定を行ったことなども寄与した。なお、23年3月期通期業績予想は、売上高240億円(前期比21.6%増)、営業利益31億円(同26.8%増)、純利益14億5000万円(同34.5%増)の従来見通しを据え置いている。
■ソシオネクス <6526> 8,300円 (+400円、+5.1%)
ソシオネクスト <6526> [東証P]が続急伸し昨年来高値を更新。30日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を1700億円から1900億円(前期比62.4%増)へ、営業利益を170億円から195億円(同2.3倍)へ、純利益を130億円から162億円(同2.2倍)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を160円から190円へ引き上げたことが好感された。データセンター/ネットワークなどの分野で新製品の量産立ち上げに伴う製造委託先の生産枠確保が進んだことに加えて、想定為替レートである1ドル=130円(上期)・120円(下期)に対して円安が進んだことも寄与する。同時に発表した第3四半期累計(22年4-12月)決算は、前年は第3四半期決算を開示していないため前年同期との比較はできないものの、売上高1388億4100万円、営業利益167億4800万円、純利益152億4600万円だった。
■東洋水 <2875> 5,370円 (+250円、+4.9%)
東洋水産 <2875> [東証P]が大幅高で3日ぶりに反発。31日午後0時30分ごろに発表した第3四半期累計(22年4-12月)連結決算が、売上高3253億1300万円(前年同期比21.3%増)、営業利益318億8500万円(同28.5%増)、純利益253億6800万円(同38.2%増)と大幅増収増益となったことが好感された。高水準のインフレ率に伴う節約志向の高まりにより即席麺への需要が高い状況で継続するなか、米国で袋麺の「Ramen」シリーズ、カップ麺の「InstantLunch」「Yakisoba」「Bowl」シリーズが好調に推移した。また、メキシコでもカップ麺、袋麺ともに好調で、これら海外即席麺事業が牽引役となった。なお、23年3月期通期業績予想は、売上高4430億円(前期比22.5%増)、営業利益410億円(同37.9%増)、純利益310億円(同38.3%増)の従来見通しを据え置いている。
■日野自 <7205> 553円 (+19円、+3.6%)
日野自動車 <7205> [東証P]が大幅反発。31日午後1時30分ごろ、エンジン認証不正問題に関連して型式指定取消処分の対象機種・車種のうち、A09Cエンジン搭載の大型トラック「日野プロフィア」について国土交通省から形式指定が認められ、2月中旬から出荷を再開すると発表しており、これが好感された。不正問題での処分後、型式指定が認められたのは初めてとなる。また同社では、A09Cエンジン搭載の大型観光バス「日野セレガ」も1月27日に再申請を行ったとしている。同社の23年3月期業績予想では大型トラックなどは、期末まで出荷再開できない前提となっており、出荷再開が同社業績にプラスに働くとの見方から買われた。
■OLC <4661> 21,580円 (+720円、+3.5%)
オリエンタルランド <4661> [東証P]が大幅高で3日ぶりに反発。30日の取引終了後、23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。これを好感した買いが集まった。売上高は4421億2800万円から4646億7100万円(前期比68.5%増)、最終利益は559億1700万円から681億2200万円(同8.4倍)に見通しを引き上げた。10-12月期に実施したハロウィーンとクリスマスのスペシャルイベントや、東京ディズニーシーの新規ナイトエンターテインメントの公演が好調だった。政府のイベント割事業や全国旅行支援事業によるレジャー需要の回復を背景に入園者数も増加した。テーマパークの年間入場者数の予想も引き上げ、これまでの発表に比べ5%増の2100万人を見込む。また、同社は今年4月からのパートやアルバイトを含む従業員の賃金改定も発表。従業員平均で約7%賃金が増加するという。
■大同特鋼 <5471> 4,890円 (+150円、+3.2%)
大同特殊鋼 <5471> [東証P]が大幅反発し、昨年来高値を更新。同社は30日取引終了後、23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比30.2%増の376億5400万円となり、通期計画450億円に対する進捗率が83.7%となっていることが好感されたようだ。売上高は同11.3%増の4347億2600万円で着地。自動車減産の影響などから売り上げ数量は減少したが、原燃料価格の上昇を販売価格に反映させたことなどが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。
■スタンレー <6923> 2,778円 (+82円、+3.0%)
スタンレー電気 <6923> [東証P]が大幅反発。30日の取引終了後に上限を500万株(発行済み株数の2.98%)、または100億円とする自社株買いを実施すると発表しており、好材料視された。取得期間は2月8日から5月31日までで、株主への利益還元と企業環境の変化に対応した機動的な資本政策などの遂行を可能とすることが目的としている。同時に発表した第3四半期累計(22年4-12月)連結決算は、売上高3226億5100万円(前年同期比15.3%増)、営業利益211億6500万円(同1.1%減)、純利益140億5900万円(同5.1%減)だった。生産台数が回復したことで自動車用ランプや二輪車用ランプが伸長したほか、為替によるプラス影響を受け売上高は増収となったが、中国での感染拡大に伴う自動車生産計画の急激な変動による固定費負担の増加などがあり、減益を余儀なくされた。なお、23年3月期通期業績予想は、売上高4480億円(前期比17.1%増)、営業利益345億円(同24.4%増)、純利益256億円(同19.4%増)の従来見通しを据え置いている。
■千代建 <6366> 384円 (+10円、+2.7%)
千代田化工建設 <6366> [東証S]が4日ぶりに反発。31日正午ごろ、23年3月期の連結業績予想について、最終利益を115億円から150億円(前期126億2900万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。一部案件での資材調達の最適化に伴い、工事進度が期初の想定を下回ることから、売上高を5000億円から4500億円(前期比44.6%増)へ下方修正した。ただ、顧客とのリスク分担による採算の改善やライフサイエンスなど新規分野で利益が堅調な積み上がりをみせていることから、利益は上方修正した。
■シンプレクス <4373> 2,264円 (+48円、+2.2%)
シンプレクス・ホールディングス <4373> [東証P]が反発、一時10.6%高の2450円まで買われる場面があった。30日取引終了後に発表した22年4-12月期決算は営業利益が前年同期比4%増の53億6700万円と増益を確保した。特に10-12月期で見た場合は26%増益と伸びが顕著となる。システムインテグレーションの売り上げが好調だったほか、戦略DXコンサルティングの新規案件獲得も寄与した。また、同日にSBIホールディングス <8473> [東証P]及びSBI証券と資本・業務提携を発表しており、これも株価を刺激したようだ。SBIがシンプレクスの発行済み株式数5.4%に相当する304万株を取得。また、2月末をメドに合弁会社を設立する予定にある。
■マクニカHD <3132> 3,435円 (+65円、+1.9%)
マクニカホールディングス <3132> [東証P]が3日続伸。30日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を9700億円から1兆円(前期比31.3%増)へ、営業利益を510億円から570億円(同55.3%増)へ、純利益を315億円から360億円(同39.5%増)へ上方修正したことが好感された。製造業のDX化や各国政府主導による半導体への投資、脱炭素化によるEV化などを背景に、 半導体及び電子デバイスその他事業で産業機器市場や車載市場などが堅調を維持していることが要因。また、クラウドの利活用の加速を背景に、ネットワーク事業でクラウドサービス関連商品、エンドポイントセキュリティー関連商品の導入が進むことも寄与する。同時に発表した第3四半期累計(22年4-12月)決算は、売上高7680億400万円(前年同期比37.8%増)、営業利益452億9400万円(同78.5%増)、純利益292億8900万円(同64.3%増)だった。
■リンテック <7966> 2,241円 (+35円、+1.6%)
リンテック <7966> [東証P]が上伸。各地で住宅を狙った強盗事件が相次いでいることを受けて、住宅への防犯意識が高まっており、窓ガラスを補強して割れにくくする防犯フィルムなどへの関心が高まっている。同社では建物用ウインドーフィルムとして防犯対策フィルムも手掛けており、思惑的な買いが向かったようだ。
■三菱倉 <9301> 3,025円 (+39円、+1.3%)
三菱倉庫 <9301> [東証P]が続伸。31日午後1時ごろ、23年3月期の連結業績予想について、売上高を2800億円から2900億円(前期比12.7%増)へ、営業利益を198億円から220億円(同21.2%増)へ、純利益を253億円から260億円(同45.3%増)へ上方修正し、41円としていた期末配当予想を45円へ引き上げるとしたことが好感された。物流事業で倉庫、湾岸運送、国際運送取り扱いの各事業において貨物取扱量が堅調に推移しているほか、国際運送取り扱い事業において海上運賃単価が安定的に推移したことなどが要因としている。なお、年間配当予想は86円となり、前期実績に対しては6円の増配となる予定だ。同時に発表した第3四半期累計(22年4-12月)決算は、売上高2319億8700万円(前年同期比25.7%増)、営業利益181億1500万円(同39.2%増)、純利益215億8000万円(同82.4%増)だった。
※31日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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