東洋建が７日続伸、４～９月期営業減益見通しが一転して大幅増益に

　東洋建設<1890.T>が買い優勢、きょうで７日続伸と強調展開を続けている。同社は４日取引終了後、１５年３月期第２四半期累計（１４年４～９月）の連結業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の６２０億円から６６２億円（前年同期比３．３％減）、営業利益は１０億円から３２億円（同４８．８％増）、最終利益は３億円から１６億円（同２．３倍）と大幅な増額となった。株価は好業績を織り込む格好でここ上値を慕う展開をみせていたが、営業利益、最終利益ともに減益見通しから一転、大幅増益見通しに変わったことから改めて上値を追う動きにある。工事採算の改善や営業外では為替差益の発生も寄与している。また、単独業績の好調に加え、子会社の業績も連結業績に貢献した。なお、通期業績見通しについては現時点で従来予想を据え置いているが、ここでも増額期待が膨らんでいる。

東洋建の株価は９時５０分現在５２６円（△３円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）