ＪＲ東海と関連株に物色の矛先、リニア着工開始で

　ＪＲ東海<9022.T>が大幅高となったほか、大豊建設<1822.T>、東鉄工業<1835.T>などリニア中央新幹線関連株が買われている。ＪＲ東海は前日からリニア中央新幹線工事の着工を開始、２０２７年に品川―名古屋間での開業を目指し全長２８５キロメートル、工事期間１３年の超ビッグプロジェクトが始動した。大豊建は既にシールドマシンを大深度地下送り込むための立坑構築機への投資資金を昨年末から１月にかけて実施したファイナンスで確保済みで関連有力企業として注目されている。またＪＲ向け受注実績が豊富な東鉄工も活躍が期待される。足もとはＪＲ向け耐震補強工事需要が旺盛、田町―品川間での新駅に絡む工事でも収益チャンスを獲得する可能性がある。

ＪＲ東海の株価は１１時３０分現在１万７３６０円（△６３０円）
大豊建の株価は１１時３０分現在５１１円（△７円）
東鉄工の株価は１１時３０分現在２６３７円（△２０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）