マサル、今期経常を46％下方修正、配当も15円減額

　マサル <1795> [東証Ｓ] が5月9日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。22年9月期の連結経常利益を従来予想の2.9億円→1.5億円(前期は4.1億円)に46.4％下方修正し、減益率が29.4％減→62.2％減に拡大する見通しとなった。
　ただ、10-3月期(上期)の連結経常利益は従来予想の2.4億円→2.6億円(前年同期は3.9億円)に10.0％上方修正し、減益率が38.6％減→32.5％減に縮小する見通しとなった。

　業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の70円→55円(前期は125円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　(連結業績予想)個別業績予想の修正に伴い、連結業績予想についても修正を行うものであります。(個別業績予想)第2四半期の予想売上高については、完工時期延期等の影響により減少したものの、採算性の確保に注力したことから営業利益、経常利益、当期純利益いずれも予想を上回る見込みとなりました。通期の予想については、採算性の確保に注力してまいりましたが、第３四半期以降、大型工事の工期変更に加え競合他社との受注競争激化、原材料や運送費の値上がり等の影響による採算性の悪化が避けがたく、営業利益、経常利益、当期純利益いずれも予想を下回る見込みとなりました。

　利益配分につきましては、株主の皆様に対する利益還元を最も重要な経営課題の一つと位置づけ、業績に裏付けられた利益配分を安定的かつ継続的に行うことを基本方針としております。この基本方針のもと、当期の１株当たり期末配当金（年間配当金）につきましては、１株当たり70円を予定しておりましたが、今回、通期連結業績が当初計画を下回る見込みとなったことから、１株当たり普通配当55円とさせていただきたいと存じます。（注）上記の業績予想は、現時点における入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は様々な要因により予想値と異なる可能性があります。