ETF売買動向＝9日前引け、ＷＴ貴金属、日興ＳＰ５百が新高値

　9日前場の上場投資信託（ETF）および指数連動証券（ETN）の売買状況は、ETF・ETN合計の売買代金が前日比62.9％減の1186億円。うち、日経平均株価に連動するETF（ベアETF・レバレッジETFを含む）20銘柄の売買代金は同63.4％減の1107億円だった。

　個別ではＷｉｓｄｏｍＴｒｅｅ　貴金属バスケット <1676> 、ＮＥＸＴ　ＮＹダウ・ダブル・ブル・ドルヘッジＥＴＮ <2040> 、ＮＥＸＴダウ・ジョーンズ工業株３０種 <1546> 、上場インデックス米国株式 <1547> 、ＮＥＸＴＮＡＳＤＡＱ－１００ <1545> など17銘柄が新高値。国際のＥＴＦ　ＶＩＸ短期先物指数 <1552> 、中国Ｈ株ベア上場投信 <1573> 、ＮＥＸＴ韓国ＫＯＳＰＩ・ベア <2034> 、ＮＥＸＴ　ＮＹ　ダウ・ベア・ドルヘッジＥＴＮ <2041> が新安値をつけた。

　そのほか目立った値動きではＮＥＸＴ　韓国ＫＯＳＰＩダブル・ブル <2033> が7.19％高、ＮＥＸＴ　原油ベア <2039> が3.54％高、ＮＥＸＴ　インドブル <2046> が3.51％高、中国Ｈ株ブル２倍上場投信 <1572> が3.34％高と大幅な上昇。

　一方、ＷｉｓｄｏｍＴｒｅｅ　ＷＴＩ　原油上場 <1690> は8.93％安、ＮＥＸＴ　原油ブル <2038> は6.99％安、ＮＥＸＴ　日経平均ＶＩ先物 <2035> は5.30％安、南方　ＦＴＳＥ　中国Ａ株５０　ＥＴＦ <1576> は4.66％安、ＷＴＩ原油価格連動型上場投信 <1671> は4.14％安と大幅に下落した。

　日経平均株価が473円高と急騰するなか、日経平均に連動するETFでは、ＮＥＸＴ日経平均レバレッジ <1570> が売買代金775億4100万円となり東証全銘柄でトップ。ただ、売買代金は過去5営業日における前引け時点の平均901億9500万円を大きく下回っており低調。

　その他の日経平均ETFではＮＥＸＴ　日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> が172億4700万円、日経平均ブル２倍上場投信 <1579> が39億1000万円、日経平均ベア２倍上場投信 <1360> が28億2400万円、日経２２５連動型上場投資信託 <1321> が25億2800万円、楽天ＥＴＦ－日経レバレッジ指数連動型 <1458> が16億300万円の売買代金となった。

株探ニュース